見出し画像

『僕のいた時間』の拓人とメグ           

『ラストシンデレラ』にて、胸キュンの連続で世間の女性を虜にした広斗!
それからすぐに次の作品に出ることになった春馬くん。
『僕のいた時間』が始まった。このドラマは見ていて辛いシーンもありそうだったけれど。舞台や映画と違って毎週同じ時間に会えるような気がしてとても楽しみだった。
番宣のためバラエティに出る春馬くんはほんの少し前の広斗の時より痩せ気味で、黒に戻した前髪はおろしていて、くりっとしたお目々が目立つような気がした。いつもストーリーの見どころについて、丁寧に話してくれていた。直前のあの広斗を探してもいなかった!どこにも!いい意味でおそるべき春馬くん✨
 ストーリー。初めは皆といつもワイワイと樂しくしているような、どこにでもいる大学生として出ていた。就活が始まり少しずつ自分の内面について向き合わなければならなくなる焦りをよく表していた。
就活でなかなかうまく行かない拓人やメグ。そんな時に思い詰めて自ら命を落とす同級生の死を通して。一度は気持ちがすれ違う二人だったけれど。正直に気持ちをさらけ出すことにより二人の気持ちが近づく。拓人もなかなか就職が決まらないなか周りに嫌われないようにいろいろなキャラクターを演じていることや、そのやるせなさをある会社の面接でぶちまけた。思いがけず正直に自分の想いを言ってしまった会社からの内定をもらう。
 心が通った拓人とメグはつきあうことになり、それは楽しい時間を過ごしたね。会話や触れ合う時の二人はもう可愛くて応援したくなったよ。私は女優さんによるのか春馬くんと共演する女優さんが羨ましいあまりヤキモチ?(そんな権利はないのに😅)を焼くことがあるけれど。多部未華子ちゃんだけは『君に届け』もその後の『アイネクライネナハトムジーク』も応援したくなった。もっと仲良くなって✨幸せになって✨といつも思っていたな〜。
 腕の違和感を感じてネットで原因を探る拓人。その焦燥感は春馬くんの表情と共に音楽でもうまく表現していた。少しずつ不自由になっていく腕。足。自宅アパートから自転車で職場に通う姿を通して、拓人が徐々に症状がすすむことを示していた。スマートな運転だったのか、ぎこちなくなり、歩きになっていった。途中に会う犬への態度もゆとりがなくなっていった。その時々の気持ちは目の表情だけでも表現してくれた。
精密検査の結果「ALS」との診断を受けてから、到底受けいられず。必死にもがき苦しむ拓人だったね。もし自分がそうなったらどうなるのだろう?ということまでしか想像できない苦しさを想う。
メグへの負担を考えて。別れる決心をしてから温泉旅行へ。温泉では表面的にはとても楽しく過ごす拓人だったけれど。心の中を想うと。今思い出しても苦しくなる。なんだか実際の春馬くんとどこかかぶっているんじゃない?と思ってしまう瞬間が今でもある。一ファンの私なんかが絶対勝手に思ってはいけないということは分かっているけれど。ごめんね。春馬くん。
 寒い時期、周りは雪も積もる中の撮影。メーキング映像では休憩の少しの時間に足湯?手湯?をしている姿を撮られ「やー。見つかっちゃった!寒い中頑張っているなと思ってほしかったのに〜。」というような事を言っていた。負けず嫌いの春馬くんらしい言葉に、私は少し安心した。ストイックすぎる春馬くん!少しは自分を甘えさせてよかったんだよ。と隙をみては言ってあげたかったな〜。(会えないどころか、そばに行くこともままならないんだけど。)
 旅行から帰ってきてから拓人からメグへの急な別れ。そりゃあんなに仲良く旅行に行ったばかりなのに、納得できないよね。別れる決意が揺れないためにじっと我慢する姿はもう見ている視聴者としてはやるせないの一言。実際に症状がどう進むか分からない中、このままお付き合いを続けるということもつらい。別れるのもホントはつらい。健気な拓人とメグ。辛いシーン。だったね。
先輩と仲良くなりそうな場面の頃、メグ母からの頼みで介護のボランティアを体験してその後も続けるメグ。これが二人をまた、出会わせる伏線になったね。付き合い始めた頃、「会わなければならない人には必ず会えるんだよね!」というようなことを拓人が言った。今思い出したけど。『恋空』でもヒロが病気で、美嘉を悲しませたくないために遠ざける行動をしたとき。ヒロの姉から「今別れたとしてもほんとに会うべき人にはまた会える。」というような事を言っていた。その後ヒロと美嘉は再会して、短い時間だったけど二人で愛に満ちた日々をおくったね!  
 ある日の車椅子サッカーで再会した拓人とメグ。メグが「会っちゃったね。」と言った。ほぼ先輩との結婚が決まり新居で床拭きをしながら大泣きするメグ。ほんとに健気だった。メグの気持ちがとてもわかり見ているだけの私も泣いてしまった。
 少し家事を手伝うために久しぶりのメグとの時間。楽しそうだった。好きだった二人だから気持ちはすぐに戻るんだよね。まるで挑発するように拓人の気持ちを言い当てるメグ。その日は喧嘩別れのようになったけれど。お互いに正直な気持ちをぶつけたことでほんとに大切なことに気がつく。思い出の葉山の海岸で自分からは動けなくなっていた拓人に「今何がしたい?」ときく。拓人は少し前に「メグを抱きしめたい。」と日記に書いていた。「私がしたいことをするね。」といい拓人を抱きしめてわーっと泣くメグ。それと共にあの音楽が流れる。ほんとにこのドラマの脚本や音楽の選択が素敵だな〜と想う瞬間✨メグの声も健気でかわいい✨拓人はALSの患者としていた。演者の春馬くんも。
メグとの時間を取り戻す決心をして外でメグを待つ拓人。メグを見つけたとき赤いマフラーをしてあのキラキラした目(泣いての芝居だったからより目が潤みきらきらしていた?)で「僕のとなりにいてください!」という拓人はほんとに美しかった。春馬くんは何回でも美しい✨というシーンが多い。空から雪も降ってきたね。その寒さを感じてますます二人のことを二人の心を美しいと感じた。
 拓人は結婚が決まっていた先輩にも謝りに行き殴ってくれた先輩。二人共かっこよかった!
 その後は症状の変化により苦しいことを二人で乗り越えて一緒に歩んで行けたね。泣きながら「死ぬのが怖いんじゃなくて生きることが怖いんだ」という拓人を抱きしめ「私がいる。」といい続けるメグ。メグはほんとに強いあったかい愛を持っている。楽しいだけでなく辛いことを乗り越える強さ。友人のさりげない協力もとても良かった。マモちゃんも拓人に影響され夢を実現。弟も両親も拓人からとてもいい影響を受けて再生して地域医療の大切さを訴えるようになる父親。
 講演する拓人はすでに飲み込みも難しくなってるようにゆっくり訴えたいことを話す。実際、経験してきたことを話す。丁寧な春馬くんの表現力。2020年春、私の友人が同じ病になりコロナ禍のため手紙のやり取りが多かったけど。診断に一年かったとのこと。友人の主治医の先生もこのドラマはALSという病のことを忠実に表現していると春馬くんのことも絶賛されていたとのこと。とお聞きしました。私は大好きな春馬くんがいなくなったことを悲しみ手紙を通してその友人も好きだったよという言葉に甘えて春馬くんの素敵ななところを伝えたりしていた。その友人には、ずいぶん気持ちを救ってもらったと想う。
辛い状況の中でも家族や、友人、大切な人とのあったかい交流がある素敵なドラマ。より多くの人に見てもらいたい作品。春馬くんはいつもそうだったけれど。この時も拓人の気持ちをよく考えて挑んでいたね。ストイックな行動もあったと思う。拓人とメグの世界を通していろいろなことを考えさせてもらったし。ただただ拓人とメグの健気な愛に感動した時間だった✨あの夏にもう一度みて。昨年年末に、TVer でみたのをきっかけに何回も何回もDVDを見る日々だった。
地上波での再放送でたくさんの人にみてもらいたい作品です✨

 




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?