「ペアレントふんたら」いう考え方は、離れたほうがいい(2015年7月19日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです! ★

なんとか東京筆談セミナーも終えて、ほっとしました。おめめどうは、マジカルやATACカンファレンスなど、どっちかというと支援機器系のところと縁があります。知り合いもそうした関係者が多いです。でも、マジカルなどで出店をして、思うのは、どうして、自閉症圏のカンファレンスや研究会等には呼ばれないのかなということです。

何度かお願いしたこともあるのですが、「営利ですから」とか「おたくだけには」とか言われます。でも、そうして、自閉症・発達障害の人を役立つアイテムを紹介することなしに、海外かたきた考えや、歴史的なことや概略、展望などを話すようなものは、実際、どのくらい自閉症・発達障害の人やご家族を楽にしているのかなと思ってしまいます。

始まりはそこからでもいいんだけど、必要なのは「実際の暮らしへの支援」だと思うからです。園・学校の生活、それから、事業所や施設での生活。それらへはターゲットしやすいけれども、家庭というのは人それぞれ、千差万別ですから、もちろん一絡げにはできないけれども、「家庭でしていること」がやはり子供が育っていく上で一番大事ではないかなと思うのです。

カレンダーをすること、スケジュールをすること、それから、選択活動。音声言語じゃなくての見えるコム。これだけでもいいから、小さい頃からご家庭でしていただけるように、協力願えないかなと、思っています。ほんと、小さい時からしていくと楽になりますよ。

昨日のセミナーが終わった後、「今日の話は良かった。みんなに教えたい事ばかりです」と言われていました。どこかでペアレントメンターをしていると言われていました。ペアレントメンターをされている方にいうのは変ですが、「みなさんに、いつまでも子供にひっついてたらあかんよ」と伝えてねと笑いました。

子育てが終わったからといって、ペアレントメンターの資格をとらせて、いつまでも子供のことを考えさせるのは、私の話す「子離れ・親離れ」とは遠くにありますから、なんかちゃうと思ってしまいます。

暮らし支援が大事ですと書きました。でも、それは、「子供にさせなくちゃ、私がしなくちゃ」ではありません。年齢が上がってもずっと、それが抜けなくて、うまくいっていないご家庭がごまんとおられます。そろそろそういう「ペアレントふんたら」いう考え方は、離れたほうがいいと思っています。

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