自分のことは自分で決めるを知らず育ったら(2013年11月15日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです!★

10月に伺った茨木市畑田小学校から人権講演会の感想がやってきました。こうして、リボンで綴られた文集をいただくことは久しぶりだったので、嬉しくて、読んですぐ、ああ、みなさんにも見てもらおうと思いました。

昨日、「月まわ」http://ameblo.jp/haruyanne/
にアップしましたから、お時間のある時に、ご一読を~。人権おばさんのハルさんが何を話しているのか想像がつくでしょう(笑)

いつも子供達へは、最後に自分たちにもある基本的人権のお話をします。むつかしいんですけどね、知って欲しくて。一つは、「自分のことは自分で決める」それから、もう一つは「自分がされて嫌なことは人にもしない」です。

感想を読むと、この「自分のことは自分で決める」が印象に残っているお子さんが多いということに気がつきます。それは、普段そう意識していない、おそらく、お母さんや先生が決めたことをこなしていると思っているお子さんが多いということでしょう。

この感想について、syunさんに電話すると、「あの自分のことは自分で決めるを教えてもらってないいうのは、怖いねんで」と言われました。「そのまま大人になったらどうなると思う?なにかあったら人のせいにするようになるねん」と。

なるほど、自分で決めるからこそ、行動に責任が出てくるわけです。でも、自分で決めないと、なにをしても、自分には責任がなくなるのです。

今、福島の第一原発の汚染水や廃棄物のことのニュースをみると、「ああ、トップにいるこの人たちは、責任を取るとか決断するとか、ようしはらへんのかなあ」と感じることがあります。その姿と子供達が「自分のことは自分で決める」に驚いたというのが、なんとなくダブってくるのです。

自分の権利を守れない人が、人の権利を守れるようにはならない、それは、おわかりになるでしょう。だからこそ、小さい頃から、「自分のことは自分で決める」「自分がされて嫌なことは、人にはしない」を、知って、そして、そうする人になって欲しいんですね。

私は、息子の障害がきっかけで、人権を学ぶようになりました。それまでは、そう意識したことはありません。でも、知ると、もう知らない頃には戻れません。

生徒さんの感想に、「初めて知りました」というのが多かったですね。そう、知るは理解の第一歩。きっと子供達の心に、なにか残ったんじゃないかと、そうであればいいなと思いました。

本当に、学童期に人権教育を受けることの意味は大きいのです。

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