言うてわかってるなら、もうわかってる(2014年10月5日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです!★

長野のトータルセミナー終わりました。帰りのしなのは爆睡でした。でも、遠いわ~。新幹線沿いにある町と、そこから数時間いく町と同じ巡業でも、遠さ感が違います。長野あと何回行けるかしら~と思いつつ、おめめどうの話、まだ聞いてもらっていないところも全国でいっぱいあるんだよね~とも思いつつ。頑張れ!>ぢぶん です。

さて、今回は、終わってから、しなのまでの時間がなかったのと、セミナーでは終わってから話に来るのはルール違反なので、Q&Aに書いてくださいねと伝えると、いっぱいQ&Aがやってきました。それ全部答えていると、15分オーバーになり、かえってしなのの時間ギリギリになってしまいました(汗)

答えていて「あっ」と思ったことがあります。というのも、ほとんどが「高機能」のお子さんの相談なのです。それには、びっくりしましたね。これまでは、半分くらい、知的障害を伴うお子さんのものでしたが、最近ではそれが変化してきています。「高機能」のお子さんは診断が遅かったこともあるのか、まったくスケジュールや見える形のコミュニケーションとかしてもらっていません。

ああそうか、知的障害が合併していると早くに診断されるし、コミュニケーションが取れないことから、(ドロップスのシンボルの盛んな県でもあるし)スケジュールや絵カードはしていかれるんだけれど、知的障害がないとそれらが必要ないと思われているのかもしれないと感じました。

「高機能」の場合、支援が遅れるのと、必要性に気づいてもらえない。これは全国的な問題です。10年経っても、それが一向に解決されないことに、私はかなり疑問にも思っているし、専門職への不信感もあります。診断の段階で、特性や支援についての説明がないことで、音声言語が伝わる(ように見える)ために、手立てがされないのは、その後の「不適応」であったり、本人の「自己否定感」からの二次障害など問題を深刻にします。

結局、昨日のQ&Aは、その多くの返答に、「スケジュールをしましょう」「音声言語をまず疑って書いてみてください」に終始しました。終わった後、質問されたの親御さんがこられて「毎日、父親が『早く風呂に入れ。じゃないとほかのものが困る』とかなにを言い聞かせてもだめなんです。あれだけ喋るのに、わかっていないのでしょうか?」と言われました。

「わかっていたら、もう言うこと聞いているはずでしょう」と返事しました。

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