「自分の立場でしか見ていなかった」のに気がつくので、針のように感じる(2017年3月26日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです★

さあ、3月も終盤です。私は明日からプライベートででかけ、そのあと東京セミナーで31日になっちゃいます。帰宅は4月1日ってことで、かなり準備しておかないといけません。いよいよ4月1日に「新元号」発表ですね。カレンダー少年たちは注目していることでしょう。

60期のハルネット も昨日で終了。感想の中には、参加し始めて、自分の心がどんどん変わっていったというようなこともいただきます。一言一言が針のように突き刺さる頃があって、その後「ああ、そうなんだそうなんだ」と納得していけるんですよね。

なんで、最初辛いのかというと、たいていの場合「療育で刷り込まれている」からです。「障害は辛いもの」という風に。まあ、めんどくさいのは今も確かにそうですけど(汗)。

でも、私が「障害は辛いもの」と思っていたら、今そばにいる男性は26歳なんですよ。診断から23年もずっとそう思われて育つってことになるんです。自分が彼なら「歪むで、ほんま」って思います。親や周囲からそう思われているのですから。

私は「障害受容ができないのが当たり前」と言いつつ(それが、普通の感覚だものとか)、障害支援の仕事をしている親御さんが、よくわかりません。事業所を開設する、親御さんが「自分は親だからこそ、細やかなサポートができます」と言われるんだけど、それって所詮「親御さんが望む」であって、「本人が望む」ではないこともありますよ〜。

「子供の放課後行くところがないから、制度を作ってきたのよ」と、デイをされている方はいうけど、子供からすると、「帰りたいのに帰ることができなくなった」という感じではないのかな。そうして「本人の立場で見ると」にしていくと、なんだかおかしいなが見えてくるのです。

ハルネット に入ると、たいてい、その「自分の立場でしか見ていなかった」のに気がつくので(気がつかされるので)、針のように感じるんですよね。ある幼児期のお子さんを持つ親御さんが、「テレビの時に定型発達の弟と一緒に見たがる。弟もだんだん嫌がるようになってきてしまって」と相談されました。こんなとき、「弟の嫌な気持ちはすぐにわかる」んですよ。でもね「当事者である自閉症の兄の弟がいないとテレビも見れないしんどさ」には気がつきにくいんです。おめめどうは、そこに気がついて欲しいんです。そこに気がついた人だけが、シアワセになるんですから。

さあ、4月からのハルネット 61期もただいま参加者募集中です。どうぞ、勇気を持ってチャレンジ♪

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