非のない方が我慢するのは、おかしいですよ(2020年8月30日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです★

8月は長かったような気がします。オンラインセミナーが増えましたし、『syunさん語録』も本格的に販売を始めたし、そのための「コラボ企画」もあったし、9月の2021年版巻カレの準備。10月からの「ふるさと納税」の返礼品の準備と、準備がたくさんありました。夏枯れではない夏でしたね。ああ、いよいよ秋が来るなあ。

ある成人さん、事業所から「親御さんが迎えに来る場所」を変えるように言われたそうです。聞くと、その場所で、一緒になる他の利用者さんが、「視線が合うと殴る」という行動をされるからだそうです。その成人さんが、その利用者さんの方を見ると、トラブルが起こるんですね。なので、場所を分けようという話になったのですが。

支援員さんは、その「視線が合うと殴りかかってくる」利用さんを注意するのではなく、その人を見るからという成人さんの方を移動させることにしました。そこで、成人さんのご家族は「それはおかしいのではないですか?」と申し出たのです。すると、支援員さんは、「Tさんは、書いて伝えたらわかってくれるから。あちらの利用者さんには、伝え方がない。コミュニケーションが取れないんです」と言われたそうです。

これね、ダダさんもあったんです。ダダさんがショート先に「デジカメ」を持って行きましたら、液晶を見ると壊すという利用者さんがいらして、ある日ダダさんの居室に入ってきて、デジカメを壊してしまいました。すると「ダダさんにデジカメを持ってこないようにお願いできますか?」と言われました。「それは、支援員さんから、ダダさんに説明したら、可能かもしれませんが、その液晶に反応して壊しまくる利用者さんに支援する方がいいと思いますよ。同じことがこれからも起こるわけだから。」と話しました。

実際、液晶の弁償で、親御さんは何度も保険会社を変えておられるとのことでした。すると、「あちらの方には、伝える方法がないんです。」と支援者さんは言われます。

この「非のない方に我慢してもらう」ことって、よくされるんですよね。でも、それは、間違っていますよ。対応すべきは、「視線があったら殴る人」であり、「液晶を見たら壊す人」なんです。どちらもの共通項は「学齢期からの手立てをされていない」ということ。つまり「コミュニケーションを知らない」ということなんです。

これからの若い人にお伝えしたいのは、「手立てをしましょう」よ。「コミュニケーションを取りましょう」よ。伝える・尋ねるです。成人後、本当に違ってきますよ。

その「視線を合わせると殴る人」も「液晶を見ると壊す人」も、「コミュニケーションが取れる人」も、同じ時間があっての「今」なんです。

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