「自分がしんどいことをわかってほしい」よりも(2016年7月17日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです! ★

無事、東京巡業終わり。次の関東は「トータルセミナーin朝霞」です。思春期の話もしますので、どうぞ、お申込みを〜。帰り「思春期セミナーin東京はありませんか?」と言われましたが、今のところ、話があがっていません。場所がね〜会議室めちゃ高いんです。どこか、お安い場所、ご紹介くださいませんか?

さて、展示販売会場で立ち話、高機能の親御さんからの相談です。「食べた後の食器を流しに持って行ってくれない」ということで、どうしたら持って行ってくれるようになるのか?でした。それなら、1、いただきます  2、食べる  3、ごちそうさま  4、流しへ食器を持っていく  5、部屋で過ごす  というようなスケジュールを食卓の横に置いておく  とか、簡単に「食べたら、食器は流しに入れておいてね」と食卓においておくとかすれば、いいんじゃないですかと話しました。そう難しいことではないですよね。

「片付ける」がわからないかたには、「片付いた状態」を写真に撮って、「こうしてね」と見せておく。言葉って抽象的ですから、親御さんが伝えたいことの意味がわからないことは多いですよ。まあ、どうしたら伝わるかしらといろいろ工夫してみてください。

その相談は、自分が入っているサークルのものらしく、ご本人さんじゃない、いわゆる「又聞きの又聞き」です。そういう相談は、本当のところがよくわからないので困るのですが、「親御さんが、自分がしんどいからが、わかってほしい。だから、流しに片付けてほしい」とのこと。

それを聞いて、「自分がしんどいことをわかってほしい」よりも、「どうすれば食器を片付けられるのか」を伝えることの方が、結果「親自身も楽になる」んですと話しました。自分がしんどいから、@@してほしいいうのは、発達障害のお子さんには、難易度が高い。それなら、どうするのが適切な行動なのかを、伝える方がずっと、お子さんも楽に生活できます。親はつい「感情の押し付け」をしてしまう。そこから入るから、支援がうまくいかないのです。親が主体だから。

もちろん、風邪をひいた、体の調子が悪いことでの、「お母さんしんどいので、今日は外出はできません」というようなことは、伝えたらいいですよ。そんなときは「どうしてメモ」を使いましょう。でも、「食器を片付ける」は、「お母さんがしんどいから」で説明するものではないように、私は思いました。

「はい、相談された親御さんに伝えます」とのことでしたが、親子に「関係性」があれば、聞き入れてくれるんだけどなと、大元の問題が浮かびます。こじれた親子関係では、食器ひとつ無理かもしれない。とはいえ、関係性を支えるのは手立てです。いつからでも始めたら、できてきます。

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