囲碁でいう「定石」のようなものです(2019年7月2日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです!★

夏は研修のシーズン。特に教員さん向けのものが揃っています。また、支援者さん親御さん用にも、基礎講座的なものがありますね。ぜひ、一度受けられたらいいです。そんな時に「質疑応答」を聞いてみてください。「実際に出会わないとわからない」とか「本人の状況がわからないので」というようなコメントをする方がいたら、それはあまり自閉症や障害ということに詳しくないかなと思っていいですよ。

もちろん、本当のところ、どういう対応をその当事者さんの周囲の人がしておられるかわかりません。でも、学んで、実践をしていくと、「当事者がそういう行動をする」にはいくつかの理由があることがわかってきます。囲碁でいう「定石」のようなものです。

スケジュールをされていない、選択活動をされていない、声かけが多い環境にいるといったことは、障害の重軽関わらず、当事者さんの表す行動でわかってくるのです。というのも、適切な手立てをされていると、そういう行動(困ったこと)はされなくなるからです。

おめめどうのQ&Aは、とても具体的で有名です。セミナーのQ&Aを膨らませて書いたのが、『ハルズバ』『ハルスカ』「思春期Q&A』です。というのも、シートのQに書かれる相談を読むと、「何が足らないから(あるいは何をされているから)、起こるのか」がわかるからなんです。何が足らないか、何をされているのかがわかると、あとは、「具体的に、こうしたらいいですよ、それはやめたらいいですよ」と伝えることができます。

それを聞いて、やってみていただくと、すぐに解決はしなくても、解決の糸口は見えるという形です。ハルネット に入って来られる人の中には、「セミナーで相談したら、巻カレとコミュメモを始めたらいいよと言われて、してみたら、子供の暮らしが落ち着いてきたので、もっと知りたくなりました」というものも多いです。

障害なので、基本の手立てというのはあるのです。それをした上で、本人が心地よく感じるものであれば、それをプラスしていけばいいのであって、基本の手立てなしに、療育に通えばいい、身体を鍛えたらいい、芸術的な環境にいればいいというような話ではないんです。割と勘違いをされている方がいらっしゃるんですよね。そのトンデモの代表が「何を食べた方がいい。食べさせないことがいい」ですね。

それより前に、「自分の今の暮らしがわかりやすくなっているのか?自分が。暮らしを今を生きているのか?」がいりますよ。その代表が、巻物カレンダーとみとおし系のアイテムでのスケジュールの時間軸支援です。

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