今は、先に進む方はたくさんいらっしゃいます(2022年6月30日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです★

昨日の学習会には、遠いところから診断をされたところ3歳10ヶ月のお父さんがいらして、他の参加者の方からも色々経験談をしてもらいました。うちも、3歳11ヶ月で、保育所に通うことになり、その時に初めてのカレンダー(七曜日式)を作りました。「自閉症はどうやら見せたほうがいいらしいんです」とSTさんから聞かされたので、すぐに視覚的なコミュニケーションを始めました。

なので、不安はあったけど、あんまり「道が見えなかった」ということはなかったんですね。ただ、前を進む人が少なすぎる(2、3人)ので、SNSもなかったし、どうなっていくのかな?と確信が持てない。でも、今は、前を進む人はたくさんいらっしゃいます。おめめどうユーザーだけで、何千人。すでに大人にもなっておられるし、ネットで手立ての様子も見ることができる。

なので、今「診断されて、迷う・悩む」のは、「手立てがわからない」のではなく、「障害があることへの不安や嫌悪感」なんですよね。それについては、人権を学んで「障害受容」をしていくしかありません。本を読んだり仲間を見つけて話を聞くとかです。

最初は、多くの人は「(知らないけど)具体的な手立てはある」けど「障害受容がない(これまでのスティグマで )」ってことなんです。これ、一緒(イコール)の話じゃないです。でも、「障害受容ができてから(スティグマ  が減ってから)、手立てをする」となると、親自身の育ちを待たないといけないんです。その間にも、子供は大きくなるんですよね。

だから、まあ、「障害受容」はゆっくりされたらいいから、早く「手立て」をしましょうよと、私は話すんです。「手立てをしているうちに、子供が変わっていけば、自分の気持ちにも変化が現れるから」と。

だって、「具体的な手立てはある」わけだから。でも、それを知らない(教えてもらってない)ので、不安なのでしょう。じゃあ、それを学べばいいじゃないですか?教えてもらえるところにつながればいい。「障害受容」と一緒にしなくても。

さて、そのお父さんに「おしゃべりはされますか?」と聞くと、「いいえ。でも、大人の手を引っ張って冷蔵庫の前まで連れて行って、ジュースだせとかそんな感じのことはします」と言われたので。「ああ、クレーン現象ですね」。

「なら、場所と出来事は一致してるんですね。となれば、場所の構造化をしたらわかるってことだ」と話しました。

以前、syunさんに「お子さん、何か食べたい時に、トイレ連れていったなら場所と出来事がバラバラだけど」と返事されていたんです。なるほど、そう見るのか!と感心しました。で、そのジュースとかから、「視覚的なコミュニケーション」にしていくといいですね。

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