本の断捨離をしました(2021年5月4日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです★

リフォームのために断捨離。次の部屋にはそんな多くのものは入れられないし、残しておいても、ダダさんとヘルパーさんは困ってしまうでしょうし。昨日はとりあえずしまっておいた書籍を箱に入れ直しました。

多くの本は、自己啓発やビジネス書です。起業した時に一生懸命読みました。どうしたら前向きにやっていけるのか?なんせ、大借金して始めたワケですから、気持ちから変えていく必要があったからです。10年近くは売れないので悩みが尽きない感じでしたね。なので、その自己啓発本やビジネス書は私の支えでもありましたよ。

障害関連の本はほとんどありません。それらは、ダダさんが診断されてから研究会をしていた「アラウンド2000年あたり」にたくさん買って読みました。その後は、自分が本を書くようになったので、あまり参考にしたものはありません。同じような親御さんが書かれた本が送られてきて、それを読むことはありましたが。ネット販売につながるものは、取り寄せたりしました。思春期については、「障害関連の本」よりはむしろ「思春期関連の本」(通常の子育て本)の方が、ずっと役に立ちました。これ、ほんとです。

思春期を終えてわかったのは、障害関連の思春期本に書かれているような「母子の依存関係」や「性への戸惑い」「考えのこだわり」などなどは、「母子分離不全」によって、より大きな形となって現れているのだということ。もちろん、自閉症ですから、考え方の偏りから、それらは大きくなるのですが、大元の「母子分離」ができていないで、「心因論」や「障害児だから」で片付けるのは違うということでした。

今から思えば「的外れ」的なものは多くて、当時何を読んでもしっくりしないと思っていたことを、昨日本を整理しながら思い出しました。翻訳本は、所詮「海外の子育て・教育文化や福祉的対応」の中で書かれたもので、「日本の子育て・教育文化や福祉的対応」の中においては、合わない(ずれがある)ものもあると、今となってははっきりわかるんです。でも、当時は「翻訳本」が主流で、一生懸命そこに「何か」を見出そうとしていました。

思春期のしくじりを終え、『自分ちに必要なものだけでいい』と割り切れるようになりました。多種多様の情報を仕入れたところで、それで「暮らしが楽になる」ことがないなら、脳みそを使うだけですもんね。当時はすでに「自閉症の特性と対応」はわかっていましたし、「障害」よりも自分たちが囲まれている「社会(政治)や文化(哲学など)」というものに関心を持つようになりました。

というのも結局「暮らし」は「障害そのもの」よりも、「社会(政治)や文化(哲学など)」に影響を受けるということに気がついたからです。

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