二十周年物語⑩

 5月10日(金)荷物を全て、会場に持っていった。疲れた〜。腰が痛い〜。

 250名分の資料を作りましたよ。今申し込み180名➕スタッフ登壇者20名なので、当日、増えても大丈夫!

 楽しい花火はドッカーンとあげたいですね〜⭐︎

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さて、謝辞を考えなきゃいけないですぅぅ。もう半年くらい考えてるんですよ〜。偲ぶ会と二十周年を一緒にすると決めた時から。散歩に行く時、いっつも口にしてる。でも最後まで話せたことがないんです。

午前中の偲ぶ会では、私は話をしません。だって、私がsyunさんの話をするのは、これからいつでも聴けるから

でも、今回駆けつけてくれる「登壇者さんたち」は、おそらくそう話はされないでしょう。これが揃っての最後なんだと思います。なので、そちらのお話を受け取って欲しいのです。

それで多分、おめめどうのベースに流れているものが、伝わっていくはずと思っています。やっぱり、おめめどうは「支援機器系」なんですよね、「療育系」じゃなく
(何度も言うけど、本当にそう)

そこを、しっかりわかってほしいんです。私たちが整えるべきものは、「環境因子」なんだということを。本当の意味での「支援技術」ということを。「ふれあいで」とか「訓練で」とかじゃないんです。


私、20年していますが、自閉症や知的障害系の集会・大会とか、全く呼ばれたことがないんですね。きっと、そこには「脈々としたもの」があるからだと思っています。「つながり」を尊重しなきゃいけない感が強いんだろうなあと。

だけれども、それがマイナスに作用することもありますよね。繋がりって「誰の?」って、「大人の思惑」がやってきますよね。

それが、最初は「なんだかな〜」と思ったけど、半分くらい来た時には、「面白く」なってきました。違いを楽しもうと、思うようになりました。

「視覚的支援」をしてきてない世代っていうのがあるんですよ。だから、まあ、気を遣ってしゃーないかっていうのもわかるけど

で、その世代を終えて、ヤング(笑)に近づいても、「視覚的支援」っていう発想にならない人たちもいらっしゃるんですよね
(時代や法律を見たら、ありえないんだけど)


私が、市販のツールを作ったのは、「できるだけ多くの人が、楽に、簡単に支援ができるようにするため」です。今回北海道から九州まできてくださる名簿を見て、それは達成できたように思っています

もちろん、毎日のようにご新規さんがご注文し、「御社のツールで支援を始めてから、子供が落ち着きました」というお便りも全く珍しくないものになっちゃっいました。だから、もう、達成したじゃんって、思っています。

そして、ベンチャーの20年の生存率は、0.3%。つまり1000社に3社しか残らないんです。その1社に残ったんだから。商売人(経営者)としては、優秀な成績です。メダルもらえます!

つまり、「市販ツールで、楽に視覚的支援、視覚的コミュニケーション、やってきたことは、正解だった」って、立証されたってことですもん
(誰がどのように、文句を言ってきても、私の中では、証明されているのです)


還暦を過ぎると、若い支援者さん、親御さんは可愛いなあと思います。もちろん素直にしてくれる人ってことですよ。しない人の話まで聞きませんし、可愛いとかもないです。

逆に、上からものを言う立場なのに、「特性も対応」も知らない専門家や支援側を見ると、うんざりします。いつまでやってんのって思ってしまいます。

でも、それは、自分も一緒かも。「いつまで、おめめどうやってんの?」でも、「正解」なんだもん、やめられませんよね。


暮らし方は、選べます
(選べないように思い込まされているだけで)
暮らし方は、選べます

で、誰のどこの何を信じるのかは、自分に任されているんですよね。だから、自分にとっての正解は「自分の脳みそ(心)の中にある」と言ってもいいんです。

一年前の過去ログnoteができてきて、この通りだなと思いました。ますます、その傾向は強くなってると。人は少なくなりますよ。思わぬところで、サービスがなくなって、不便になっていくんです。そうなった時の「次の手」です。それを考えられるかどうか

「自分の頭で考える」「自分の足で立つ」。人と違っても「真摯に生きる」(2022年5月11日のメルマガ)

https://note.com/haruyanne/n/n32e9c98c14b8

熱くなる生き方を「たるい」とか「カッコ悪い」とか言ってきた世代だから、自分を熱くするのは、難しいかもしれないけど、「周囲に忖度することなく、我が道をいく」をしていかれると、きっといいことを引き寄せると思いますよ。

それは「歴史を見て」も、そう。落ちるところまで落ちても、「人間は、捨てたものではない」のです。

だから、よくわからない「鵺(ぬえ)のような」ネガティブパワーに、悪平等に取り込まれないでいてほしい
(最近の祈りは、そればかりよ〜。いや〜そっちいかなくていいって!そんな悪い話ばかりじゃないって!)


syunさんが「物事は球」というてはったんです。裏からも横からも上からも下からも見ることができると。こちらが見てるところだけじゃないからと。自分と人は同じものを見ても違う感じ方をするかもしれないし。自分が、嫌な側面を見てるなと思ったら、ずれていって違う方から見たらいいだけやで と。


自分の周りにいる人を大切にして、家族、グループで仲良くやっていってください。
(情けは人の為ならず。これほんと!大切にすればするほど、自分に返ってくるから。私は「親族」と「おめめどうの仲間」と「ダダさんの支援者さん」をとても大切に思っています)


んで

自分の人権も大切にしてください
(ここ結構ポイント!)

「自分の人権が尊重されていないと、人(子供)の人権まで守れないから」


結局、全部「自分」に返ってくるんですよね。その「自分」を子供にも作っていくのが、子育てなんですよ〜

「思春期セミナー」の最後のスライドが「結局は自分」っていうのにしたのは、そこに至ったからです。



まとまらないけど、これにて終了。







20年間、ありがとうございました


「おめめどうの繁栄=自閉症児者の心地よさ」

という信念でやってきました

その信念は、花開きました