「売れるいうことは、必要いうこと」(2017年3月27日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです★

今日から五日間、事務所を留守にするので、昨日は2018年度の年度末の集計をしました。都道府県ランキング。巻カレランキング、コミュメモランキングと、ブログやFBにアップしましたので、どうぞ、ご覧くださいね。経営者としては、この数字を年度末に眺めるのは、とても楽しいものです。

都道府県のランキングを見ると、動きがわかりますね。以前にも書いたように、大きな療育施設や有名な先生がいるところが必ずしも、グッズが普及してるわけじゃないんですよ。それは、コンコルド効果といってね、誰しも、自分が学んできたことを無駄にしたくないので、それを教えたいから起こります。新しいもの、いいものだから、広めようとは思わないわけです。

でも、その蓋が取れた時(有名な人がいなくなった時)、また新しい感覚の支援者が現れた時、ググッと売り上げがのびることがあります。そういうのも数字で読み取れるのです。

また、その年に巡業で回った都道府県で売り上げが増えていると、行った甲斐があったなあと思います。おめめどうの巡業先はリピーターが多いですから、呼んでもらえないところは一向に増えず、そことの差はどんどん広がるばかりなんです。

巻カレの売り上げランキングは堂々の1位は「中サイズ」です。大サイズから始めても、文字表示でわかってくると、中サイズに変えていかれるのです。で、中サイズは貼りやすい(半間)のと、書きやすいのでね(絵も貼れる)。大の1.5倍はでます。こういう数字って、ハッとするでしょう。

コミュメモランキングの1位は、当然の「みとおしメモ」です。年間2000冊は出ると思いますよ。ネットショップだけでも、今年で1300冊でしたね。誰もが注文するみとおしメモ。ランキングの中で、よていメモや見通しビッグ、みとおしカードなど、みとおし系の売り上げが、三分の一いくんですよ。

「売れるいうことは、必要いうこと」(その食べ物屋が流行るということは美味いということ)なんです。そこから考えても、カレンダーとスケジュールといった「時間軸支援」は、彼らのメインの支援(杖)なのです。

その「時間軸支援」を「しなくてもいい」という人は、自閉症のことがわかっていないってことですよ。新学期「こういうのなくても」とか言うてくる人いたら、そこで「ハナからわかってないがわかる」わけだから、負けないで「見える形の時間軸支援」だけは、してもらってくださいね。

ハナから知らない人たちというのは(いえ、専門家や療育者でさえ)、自分の知ってる自閉症しか、自閉症の姿を知らないんです。ここをわかっていると楽に対峙することができますよ。

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