続かないのは「低賃金で長時間労働」をしているからですよ(2022年9月7日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです★

昨日は台風でハラハラしましたが、夜の19時からお隣丹波市の同和教育研修会で話してきました。民生児童委員さん、PTA、宗教、そして、福祉関係者の四つの部会からなるもので、70名中50名の参加者がいらしたそうです。

こういう一般啓発の仕事は嫌いではありません。自閉症とは、障害とは、育てる大変さや面白さ、グッズの大切さなど。レジュメは通常のセミナーと同じですが、少しその辺りを「浪花節的」にします。自分が知らない世界を知る(体験談を聞く)って言うのは、こう言う時しかないんですよね。なので、わかりやすくを心がけます。

大昔「自閉症」の子供に対しては、「心を開かないと」と言われたのですよ、その字面通りに。でも、今も一般の人の知識はそのようなものです。発達障害と知的障害の区別もついておられませんよ。人は、自分が思うほど、わかっていないってことです。なので「啓発が大事なんだ」とわかります。寝てる子はどんどん起こさないといけないのです。

発達障害も知らないのに、もっと知られていないことは「見える形にする」「市販のツールを使う」は、もっとご存じないです。今回も終了後展示を見てくださった方、保育士さんなのかな「(担当児)見通しを持ってないって言うことに気づきました」と。「次は、@@よ」と言ったら、ハッと気づく。(口で言って)「伝えていたのに・・って思ってしまっていたのですが、見える形にしないとダメなのですね」と。

ここで「巻物カレンダー」と「みとおしメモ」を渡したかったですね。だって、ここで彼女は思っているかもしれません。「こうして自作をしていけばいいわね」。

でもその想いは続かないでしょう。いつもの勤務以外の時間に、作る時間をとらないといけない・・作ったからって、すぐにわかってくれない・・となれば、「もういいや。どうせ担当は一年なんだし、口で言えば。動くんだから」。

多くの人は、することがわかったら、まず「自作」をしてみようとやってみるのですが、続かないんですよね、それは「低賃金で長時間労働」をしているからですよ。日頃からくたびれているのです。そしてそれが「徒労に終わった」ときに、もう「いいわね」と思ってしまう。そうだ、買えばいいにはならない。

私は、最近人に話をしたり、いろんなニュースを見たりすると、「この社会は、20年前よりずっとギスギスしている」と感じます。だから話しても「どうせ無理かも感」は以前より増しているのですよ。

とはいえ、自分達は、遠慮なく「見える形にする。しかも市販のツールで」を使います。それをしていない人たちに比べて、グッと楽に暮らせ、結果安く済むからです。

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