良い悪いで判断しないで好き嫌いで判断する(2014年5月4日のメルマガ)

子供さんたちは、自分の好き嫌いで暮らしておられるのですが、親の私はなかなかですわ。

やっと、「大浴場」という趣味が出てきて(無理やりいくんですけど・汗)、ほっとしています。

好き嫌いで判断して、自分のGWの二日間を過ごしてみよう、そうしよう。

★こんにちは、ハルヤンネです!★

今年のGWは、昨日、今日とだけは、全くのお休みをいただくことにしました。それで昨日は、買い物がてら、あちこち。でも、人が多いので、大好きな惣菜をスーパーで買って、外で食べました。ちょうど良い季節。アウトドア飯いいかもです。

息子が3歳で自閉症と診断されて、24時間365日。ずっと自閉症やら障害やらのこと考えてきました。私は会社にもしたし、相談にものっているしずっとです。それが、20年近く。でも、ようやく息子が20歳を過ぎたあたりから、考えない日がポツポツでてきました。昨日も(メルマガを書く以外は)考えなかったです。すると、手持ち無沙汰になるのですよ。私、趣味がないなあとわかります(汗)。

今、親御さんに、お子さんが思春期くらいになったら、自分の趣味を持ったり、仕事を再開したり、自分自身が「自立」することをお勧めしています。すると「子供のことを、見ないようになる」これが一つ。それから「子どもの自立も認められるようになる」それが一つ。

変な言い方ですが、自分は勝手なことができないと、人の勝手なことにも口を出したくなるのです。自分が飲み物一つ好きなものを選べないのに、子どもに好きなものを選びなさいとは言えないということ。

ずっと、自分よりも障害のある子供のこと考えてきたら、私「これ飲む!」と言うのは、そんなに簡単なことではないですよ。「今は、この方が、きっといい」とか、自分の好き嫌いよりも「良い悪い」で判断もしがちです。でも、それが、子供に対しても「良い悪い」の判断を押し付けてしまうことにもなるのです。

先日SNSのコメントに、当事者さんからこんなレスをいただきました。<成年発達障害の友人のお母様が「一生懸命育てたんです」っておっしゃっていたけれども、ご本人の自己肯定感の不足を私は感じています。 多分、療育的に一生懸命になってしまったんだろうなと思います。発達障害を抱えていても、ちゃんと自分で考えたり判断したりする力は育つ筈なのに、療育的に囲い込んでしまう事で、その部分が伸び悩んでしまうのだと思います。>

子どもに「良い悪い」の判断ばかりを押し付けると、子どもは自分で考えなくなる。自分の「好き嫌い」があってこそ、自分で考えるようになるんです。だって失敗も成功も「自分のもの」だから。

そのためにも、親御さんが、自分の趣味や仕事を持って中身を豊かにして「好き嫌い」で活動する時間を楽しむことをお勧めするんです。子どものことを考えない自分に、罪悪感を持つ必要はありませんよ。

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