巻カレやコミュメモは、関係性のためにある(2022年9月14日のメルマガ)
★こんにちは、ハルヤンネです★
毎日いろんなことが起こって、ふむふむ、なるほどな〜と思います。多くは自閉症・発達障害・知的障害のことで、それを経験すると「やってきてよかった」「やっぱ出会いやわ」と思うのです。
学習会でこんな相談がありました。「コロナで楽しみにしていたショートステイが中止に。巻物カレンダーで中止を伝えて、他にすることで納得はしてくれたのですが、次のショートステイはいつだとずっと確認してきて(グジグジ)。同じようなことが起こった時にはどうしたらいいいですか?」
これ、この週末が私も同じ状況だったので「中止になったことは、事業所から言ってもらう(おはなしメモで直接対峙)」「私ができること、できないことを伝える」「カレンダーを消す」「何をするのかは自分で考えてもらう」と伝えました。でも、巻カレを始めて数年だし「次のショートが決まっていたら先に巻カレで伝えるといいですよ」と話しました。
するとsyunさんが、「普段はどうしてはるんかな?日頃から変更とかを丁寧に伝えていますか?それから、もっと大事なのは、日頃から、ご本人さんの言うことを聞いていますか?言うことを聞いていると、『いつもは言うことを聞いてくれるお母ちゃんが、今回はダメと言うんやから、なんかあるんや』と考えていく。大事なのはその関係性です」と言われたのです。
実は、スタッフや学んでいる長いユーザーさんの場合、このような時でも、「いや、説明したら、わかってくれるよ」になっていきます。それは、日頃は「いいよ」と言うことを聞いているからなんですね。
私も「ええよ女」との異名がつくほど、ダダさんが言ってきたことには付き合うようにしています。それは「どうしてもダメな時があるし、急な頼み事もあるし、それは聞き入れて欲しいから」。巡業、社長業でいつ何があるかわからない。となると、ちょっとした変更も「本人を仲間はずれにしない」で伝える・尋ねるをします。それは、信用してもらうためです。誤魔化したり嘘をつくと、その通り進まない時、また嘘をつかなきゃいけなくなる。誤魔化したり、本当を話しても、むっとイライラするのなら、「本当を話した方がまし」こちらは、誠実にやっているんだから。
巻物カレンダーやコミュメモは、その「関係性を作る」ためにあるのです。だから、長く使っていくと、「いや、取り立てて、困りません」となっていきます。
学習会の後「障害系のセンター」に「ささやまカレンダー」の宣伝にいきました。するとえらいさんから「こんなもので」と「聞く耳もなく一笑」されてしまってねえ。
障害支援ツール一つご存知ない長の下で働く、そこに相談する人たちもいるのだと思うと、やはり「人生は出会いだ」と強く思いました。
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