10年後、20年後を知らない人が知らない人を作っていく(2020年6月28日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです★

『syunさん語録』を校正していると、こういう考え方が早くからできたら、子供は楽にスクスク育つだろうなあと思います。でも、社会はそうじゃない。自分もすぐにはそうなれない。長い間「迷い道クネクネ」しながら、結局「ああ、やっぱりこうだったんだね」と辿り着くんだろうなと思います。特に、周囲で同じように考えてくれる人たちがいないために、「自分は間違ってるの?」と何度も悩むことでしょう。

昨日FBやブログに「手立てをしようとしたら、入ってきた横槍」の募集をしました。すると、ちょっと見てないうちに、いっぱい書いてあって、『ああみんな同じように言われてきたんだな』と思いました(笑)。

それを見ると、20年経ってもちっとも変わっていないんですよね。それはそのはずですよ。知らない人が、知らない人に教えてもらい、習って、知らない人が増えていくんです。だって、知らない人は、その先を知らなくてもいいんですから。その後を知っているのは、10年、20年ずっと付き合った人だけなんです。付き合っていない人は、ご存知ないってこと。

思いついた8年前ではなく、今『syunさん語録』を出せてよかったなと思うのは、そのように接してくださったお子さんや当事者さんの8年経った姿を私は知っているからです。それは、強いんですよ。

今のことしか知らなくて「選ばせたらわがままになる」と言っている人より、「絵カードなんか使うと言葉が出なくなる」と言うた人より、その結果を知っているんですから。その言うた人たちは、結果を知りません。わがままになったのか?言葉が出なくなったのか?その結果を知ることはないんですよ。

つまり、結果を知らない人に、教わっている(支援されている)と言うことを、知っておくといい。となれば、どうすればいいのか?は、「自分が学ぶ」ことなんです。本当のことを。自分たちはどう暮らしたいかが、まずあって、それに「どんな支援をして行こうか」なんですよ。

コロナ禍で休校中、結局日本では、オンライン教育は進みませんでした。他の諸国に比べて日本はICT教育が極端に遅れていることがわかってしまった。少しはあったコロナの理由でしていたネットでの学習も、学校が始まると、不登校は受け付けないという判断をした行政区もありました。wifi環境がある家庭ばかりじゃないから、やめておく(悪平等)という所もあります。するとね、不登校や病気などで学校へ通えない時の教育の保障は、学校行政ではされないってことなんです。

社会的なニュースを知ると、そんな「上の話を聞いていて、幸せになるのか?」ってことを思いますね。『syunさん語録』はコロナのことの時に出るために、いろんなことを気づかせてくれると思っています。今日も校正がんばります。

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