普段からの手立ての蓄積(2022年5月4日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです★

今年のGWは、自粛が解除されたため、どこも人が多いですね〜。コンビニも食事処も、並びますわ。また、渋滞もあちこち発生していて、いつもより時間がかかります。

それから地震です。一昨日、関西でもありましたし、昨日孫娘さんとzoomをしていると「あ、今地震きてる!」と長男が言ったので、見ると関東で震度3くらい。ほんと、日本中どこも揺れています。

コロナは心配だし、地震も怖いし・・そうだとしても、自分たちも楽しんで暮らしたい、仕事も行楽も楽しみたい。「心配だから、控える」人もいるでしょうが、多くは「心配しながら、やっていく」のだと思います。そのためにも「他の心配はないようにしていく」のです。

おめめどうの記事を読むとお分かりになると思いますが、ほとんどが「予防」なんですよね。けれども、それは、周囲が予防するだけではなく、手立てをこちらがしていくことで、本人が自分で次の手を含む、予防の仕方を覚えていくという感じのものなのです。

もう30歳にもなった人のことは、今の幼児学童期の方には、参考になりにくいかもしれませんが、通常の状態ではないGWなどの場合、いつも通りに行かないことは、いっぱいあるんです。人が多い、渋滞してる、いつものものが手に入らない、急に変更になった、日程・時間・方法などなど。でも、それでも「なんとかなる」んですよ。そう困ることなく、「じゃあ、どうする?」と聞きながらやっていけば、「こういう状態だけど、どうする?」という感じで。本人に任せているところを急に取り上げないとか「ルールを守る」ことで。

それは、普段からの手立ての蓄積です。小さい、幼児学童期から、「仲間はずれをして来なくて、視覚的な情報提示で見通しをたて、本人が選んで、その結果を見て・・」ということの。何も知らせず引っ張り回さなかったということの。

『脱・強度行動障害』の本だけじゃなく、多くの困りごとは、この「手立ての蓄積」をしてこなかったために起こってる。で、もし「手立てをしているのにも関わらず」であれば、「年齢の性別の尊重」を含む「人権侵害」がそこに起こっている。そう考えることができるんです。

先日、ショートステイで久しぶりにトラブルがあったそうです。イライラして「怒りだした」そうですが、でも、理由は聞いてなるほど!とわかる。「支援者さんが、ああしなければ、こうならない」ということが。すると「支援者が何をしても、耐える利用者になってほしい」と思う人は多いです。些細なことなんだからと。

でも、その考えを続けると、その先は「支援側が利用者の人権侵害をしてもいい」ってことになっていくんです。厳しいようですが。私が彼から「厳しく」教えてもらったので、トラブルが起こった「理由」と「考え方」を話すんです。

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