ボールウォッチャー。何故視るのか。

ボールウォッチャーはなぜ生まれるのか。フットボールシーンで暫し問題視されるこの現象。批評的なものを見受けるものの、科学的根拠に基づいて何故生じるのかの議論は散見しない。

抗議の中、ショートコーナーで始まったこのシーンは不一致条件であり、先行刺激となるマルセルに注意が向く。ケアすべきイスコへの対応が遅れるのは不一致条件からの復帰抑制である。空間におけるトップダウン、ボトムアップの注意機能。

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— Sunny / サッカー×脳科学 (@sunny_strength) November 17, 2020

ボールウォッチャー。何故視るのか。

フィールドで何が危険か理解しているトッププレーヤーでも度々ボールウォッチャーになり得る。
何故視るのか。より何故、危険なことを理解しながら自分のタスクを遂行出来ないのか。ここに焦点を当てて考えていく必要がある。

リスクがある状態に対して我々フットボーラーは「コーチング」を必要とする。
それは誰もがプレーヤーはコンピューターの様にあらゆる方向からの刺激に対して瞬時に対応できないことを知っているからではないだろうか。

多くの感覚情報に瞬時に注意を向け、情報を処理することに制限があるためである。それでも、失点シーンに関与したプレーヤーは「ボールウォッチャー」と落胤を押される。

この様なシーンは熟練されたプレーヤーには見受けられず、何に違いがあるのか。