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余裕があるということ

人が持つことのできる豊かさとは、余裕である。自分が必ずしなければならないこと以外の事柄に意識を向けることのできる余裕だ。
気乗りしない日の朝、憂鬱な気持ちで音楽を聞くと気分も上がらないし、心にも響かない。これは余裕がないからである。

余裕を保つことは必要不可欠ではないが、人生を有意義に過ごす上では必要になることだと思う。音楽を心から楽しむこともできるし、困っている人に手を差し伸べることもできる。自分だけならまだしも、周りにいる人もハッピーになるなら一石二鳥だ。

余裕とは自分で無理に作り出すものではなく、キャパシティの余りである。山あり谷ありの人生では、自分のことでいっぱいになることも少なくない。それは何ら悪いことではない。どんな人も同じような経験をして、気づかぬうちにキャパシティが多くなってゆくものだ。自分が余裕を持てないときは周りの人に甘えればいいし、逆に余裕があるときは周りの人を支えればいい。

そうはいっても、人に頼るのは難しい。全くそんなことはないという人もいるとは思うが、私からすると難しいことの一つである。そんなときは自分を手一杯にしていることから目を背けて、空を見て音を聞いてゆっくりする時間を取るのが一番だ。会社から駅までの5分、それをするだけでも意外と重荷が降りたりする。
疲れた日にはコンビニで好きなお菓子でも買って、家でゆっくりするのも必要不可欠な行動の一つである。ということで来週は「休息」でよろしく。

2023.10.22 しゅうちゃん

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