見出し画像

一人移住して73日目〜変わったこと変わらないこと〜

2022年3月28日、東京から岡山に飛んできて✈️、今日で73日目になりました。季節は移りゆき、自然の姿が日々変化していくように、私にも変化がありました。ここで一度、振り返りをしてみたいと思います。

移住して本当に良かった

正直なところ、移住して本当に良かったと思っています。良かったことが100%なので、良くなかったところは見当たりません。

仕事のこと、人間関係、都会と違う不便さなど、環境が変わってマイナスもあったのでは?と聞かれることがありますが、それはどこで暮らしてもあることだと思っています。
何かを選択するとき、私は違いを比較して良し悪しを評価することはしないことにしています。自分が好きかどうか。本当に望んでいることかどうか。それを自分の心に聴いて決めたいと思っています。なぜなら、頭で考えるより、心の声に従った方が、結果は必ずうまくいく、と実体験から学んだからです。心にフタをして頭で考えて選択して、のちのちしんどくなり、限界が訪れた経験をたくさんしてきました。
そして、何かを選んだあとは、いかに心地よく生きていくかを、やはり心の声を聴きながら、一つ一つ丁寧に積み重ねていくことにしています。

私にとって良かったことを具体的にあげるとこのようなことがあります。
<体>
☆ いつも体調が良い。
☆ まだ一度も薬を飲んでいない。
(以前は、月に数回は頭痛薬を飲んでいました。)
☆ すぐに寝付ける。よく眠れる。
(コーヒー、紅茶などカフェインは寝つきが悪くなるので朝だけにしていたけれど、いつ飲んでも眠れるようになりました。)
☆ 疲れが翌日に残らない。
<心>
☆ 日々、気分の浮き沈みはあるけれど、深刻に思い詰めることはなくなった。
☆ 今の暮らしを選び、行動したことに満足しているから、自分のことが以前より好きになった。
☆ 自分にとって心地よいかどうか、を基準に決められるようになった。
☆ 自分のことを以前より大切にできるようになった。

近所の川原と相棒のクリスタルボウル

心地よく、自分らしくいられる環境

私はここにいると、いつも体調が良く、自分らしくいられると感じます。

なぜ、私が移住したかというと、東京が、都会が、嫌になったというよりも、体が悦ぶ場所で生きたい!と強く、強く願うようになったからです。

この願望は、東京で暮らし始めた12歳の時からずっと持ち続けてきたことでした。私は宮城県で生まれ育ち、小学生時代は埼玉県で過ごしました。山や川が身近で、暗くなるまで泥んこになって外で遊ぶことが大好きな子どもでした。中学生になると同時に東京に引っ越したのですが、東京の中でも住宅が密集している地域だったため、街路樹以外に緑はなく、空は建物の隙間から小さく見えて、いつも車の音が聞こえていました。

東京は、日本中、世界中から人が集まるパワースポット!といつも思います。そんな東京で、私はたくさんの人たちと出逢い、たくさんの経験をさせてもらって、今があります。
そして、東京にも、奥多摩や小笠原諸島など自然豊かな場所はあります。
快適に暮らす大勢の方々がいらっしゃいます。
ただ、私にとっての心地よい環境は、東京ではなかった、ということです。

心地よい環境とは、体が感じることなので、一人一人違うと思います。誰かにとって良い場所が、他の人にとっても良い場所とは限らない、と思うのです。

私が「心地よさ」に敏感になったのは、2度の乳がんを経験したからだと思います。大学病院で標準治療と呼ばれる医学の力を借りて、西洋医学的にはがんはなくなりました。でも、私は、がんが治るだけでなく、がんになる前よりも健康になりたい!と思いました。
なぜなら、がんになったのは、それまでの生き方、考え方、生活習慣が原因だと悟っていたからです。

そこで私は1年半ほど前から、自分なりに研究をして、自己免疫力を上げるために、さまざまなことを実践しました。食べるものを変える、ヨガ、運動、瞑想、部屋の整え方、仕事の仕方、生き方、考え方、などなど。

実践を始めて3ヶ月ほど経ったら、40年間苦しみ続けた便秘から解放され、体調がどんどん良くなっていきました。それと同時に、心と体の感覚が研ぎ澄まされ、心地よい、心地よくない、を敏感に察知するようにもなりました。

こうして敏感になった私の体感センターが、東京のマンションではない場所を求め始め、新たな暮らしの場所を探し始めたところ、出逢ったのが今暮らしている場所でした。

散歩コースの桜並木から

移住して変わったこと

この73日で変わったと思うことは、一言で表現すると「心地よく、自分らしくいられるようになった」ことです。それは、「本当の自分を解放することができた」からだと思います。

私はこれまで、自分の心にフタをして、「こうしたい」より「こうしなければ」「こうであらねば」と、義務、義理、犠牲を優先して生きてきました。その結果、何度も体調を崩し、命を落としかねない病気にまでなってしまいました。
そんな自分を変えよう!と決断して、体質・生活習慣の改善に本気で取り組んだのですが、特に力を入れていたので「自分の心の声を聴く」ことでした。

これが、なかなか難しく。便秘は3ヶ月で治ったのに、心の声にフタをする習慣はとてもしつこくて、今でも特訓を続けているところです。

この春は、他の意味でも大きな転機だったので、移住だけではない変化の理由がありました。

それは、25年ぶりに一人暮らしを始めたことです。
24時間を自分のためだけに使えるようになったことは、大きな変化でした!「心の声を聴く」時間が画期的に増えたことはもちろん、心の声を聴いて決めたことを、いつでも実行する時間もできたのです。

川原を歩きたい気分だから、散歩に出かけよう。

料理はしたくない気分だから、お惣菜を買ってきて食べよう。

今日は夜にオンラインミーティングがあるから、夕方休んでおこう。

天気予報が変わったから、明日は海に行くことにしよう。

夕陽が綺麗に見えそうだから、日暮れまでにあの海岸へ行こう。

今となってみると、家族と一緒に暮らしていたからって、どれもやって良かったんじゃない?と思います。
私がそうしたい、と言えば、家族は止めなかったかもしれないし、喜んで賛成してくれたかもしれない。でも、その時は、そんなことしちゃいけない、言っちゃいけない、思っちゃいけない、と一人で勝手に思い込んでいたのだと思います。

思い込みだった、と気付けたのも、本当の自分を解放できて、心の声を聴き、自分に正直に生きられるようになったから、なのだと思います。

夕暮れ時の海

移住しても変わらないこと

東京から岡山へ、約700キロ西に移動しましたが、それでも変わらないことは、大切な人たちの関係です。
ネット環境さえあれば、いつでも連絡がとれるし、オンラインで顔を見ながら話をすることもできます。

徐々に移動もしやすい状況になったので、来月、友達が二組もこちらに遊びにきてくれます。

大切な人たちとは、物理的に近くにいたとしても、仕事や家庭のことなどでなかなか会えないもの。遠く離れても、心が繋がってさえいれば、文字(チャット)でも、声でも、会話することはできる。会いたくなったら、会いに行くことができる。

家族が体調を崩したり、お祝い事があったり、そんな時も、近くにいたら何かできるのかというと、仕事の都合で思うようにいかないこともありました。離れても、飛行機、新幹線、高速バス、車・・会いに行く方法はある。

遠くへ移住したら寂しくなる、疎遠になる、ということは感じていません。

私にとって大切な人たちとは、お互いに幸せでいること、人生を謳歌していることを祈り、応援しあっている関係でいられると信じているからです。

こんな風に思えるようになったのも、本当の自分を解放できたから。心地よく自分らしくいられるようになったから。自分を変えよう!と決めて、環境を変えよう!と決めて、実行したから。そう思っています。

そしてこの先へ

心の声を聴きながら、自分に正直に生きていきたいと思っています。

実は、移住=定住、永住、とは思っていません。
私は今も、もっと心地よくいられる場所を探しています。
そして必ず、出逢えると信じています。

人生は予想するものではなく、描き、叶えるもの。

がん治療の副作用と後遺症から、最近すっかり解放されました。脱毛していた髪が生えそろったので、ウイッグを卒業して、自毛100%になりました!真っ黒になっていた爪も生え変わり、荒れていた皮膚も元気になってきました。手術のあとも、日に日に薄くなっています。

本当の自分を解放する!と決めていたのに、体のことがあったから、気づかないうちに自分の未来に制限をかけていたなと思います。

毎日、思い込んでいたこと、執着していたことに気づきます。

これからも、心の声を聴きながら、自分と繋がり、自分と対話をしながら、人生を楽しんでいこう!と思っています。


最後までお読みくださり、ありがとうございました♡
今日も佳き一日になりますように♪



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?