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わたしへの手紙 NO.1

余程、母のお腹の居心地が良かったのか、予定日を2週間近く過ぎても産まれる気配はなく。最終手段、陣痛促進剤でやっとわたしは産まれた。 まるで、その日、その時間に生まれてくることを自分で選んで調整したかのように。

4月17日、桜も散り、たいして寒くはなかったはずの春の昼下がり。

単純に、寒さからだったのか、この世に生まれ落ちこの地でこれから生きていくことに対する恐怖からだったのか。生まれたてのわたしは、とにかく、ブルブルとその小さな身体を震わせていたそうだ。

見兼ねた看護師さんが、湯たんぽを出して温めてくれたらしい。


そんなわたしの命式がこれだ。ここにわたしが決めてきた人生というドラマのストーリーが詰まっている。

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【庚申】かのえさる

わたしの本質は、庚。要は鉄の女。外見はふんわりしているようでも、信念は強く、頑固である。

確かに。。。決めたことは最後までやり抜かないと気持ちが収まらないし、鉄は冷えると固まってしまうのと同じで、私はせっかちなところがある。

以前の、庚への手紙にも書いたが、わたしの学びは人に頼る・甘えることにある。あとは、毎日、剣を磨いて手入れをするように、自分をケアすることも心がけている。剣が錆びたら、使い物にならないからだ。


庚申は、通称、銭ゲバの星とも言われる。銭ゲバとはお金のためなら手段は厭わない人のことをいう。極端な表現ではあるが、それだけお金との縁があり、お金に恵まれていたり、もしくは執着が強かったりということだ。

ここで、ひとつエピソードがある。

それはまだわたしがまだ3歳のころ。もちろん記憶はない。祖母が、わたしにお小遣いを選ばせた。片手には小銭、もう片方には1万円札をのせて。わたしは迷わず、1万円札を選びとったという。その瞬間、3歳にして、銭ゲバセンサーが反応したのかもしれない。

わたしはお金が純粋に好きだ。好きなものを食べられるし、ときめく服も買える。誰かに素敵なプレゼントを選ぶこともできる。安心して暮らせる家もお金がないと家賃を払えない。銭ゲバとまではいかないが、将来わたしは占いで人に喜んでもらい得たそのお金で、自分以外の人のためにお金を迷うことなく使えるくらい稼ぎたいと思っている。わたしは庚申だから。わたしにとって、銭ゲバというワードはネガティブなものではない。


【宿命大半会】 しゅくめいだいはんかい

わたしの命式には、宿命大半会が二つある。

宿命大半会とは、十干が同じで、十二支が三合会局の関係になる事で、社会的天運に恵まれスケールの大きな仕事や社会貢献をすることができる。幅広い分野に精通できるゼネラリストタイプだ。

師匠曰く、それは時に大きなエレベーターにたくさんの人を乗せて一緒に移動するようなイメージで、とてもパワフルなものらしい。

そのスケールは人の人生をも受け入れるくらいの器のものであるから、活かすには、なかなか時間もかかるし、それだけの人間性も伴わなければならないと私は思う。それだけに、宿命大半会を持つ人は、持っていることに少しでも早く気がついてほしい。わたしは、自分のエレベーターの行き先を決断するのに5年を要した。

でも、それと同時に自分の運命を選択する上では、時間の概念を外してあげて欲しいとも思う。決断できたその時が、最高最善のタイミングだったと信じられれば自分を責めたり、嘆いたり、後悔したりしないですむから。

宿命大半会を持って生まれてきた人は、人生のターニングポイントを自分で見極め、その時がきたら勇気をだして、自分を信じて、大きな方向転換をすることが脚本にある。結構、今世やることをガチで決めてきた人たちなのだ。時間がかかってもいい、気の済むまで自分と向き合い、自分の本音本心をしっかり感じて選択することが大切だ。そうでないと、そのエレベーターの行き先を決められないからだ。

スケールの大きい、大器晩成型。天からの応援を背中で感じながら進んでいくんだ。


【律音】 りっちん

律音とは、命式中に同じ干支があること。一つのことにフォーカスするスペシャリストタイプ。その道を極める人だ。その道を真剣に進み続けることで人生に追い風が吹く。

一つのことにフォーカスする人生だけに、その傾向は人間関係にも顕著に出る。恋愛では極めてストライクゾーンが狭く、マニアックでもあるかもしれない。その分、一途であるし、どちらかというと尽くす人が多いのではないか。その理由は、自分の狭いストライクゾーンに入る相手がどれだけ貴重なのかを本能的に知っているから。気をつけないといけないのは、それが執着になってしまうこと。

自分のフォーカスすることに対して助けてくれる人に感謝ができる純粋な人が多く人間関係は比較的、狭く深くになる人が多いのではないかと私は思う。


次回は、第二宿命(人生のテーマ)や持ち駒である星についてお話します。






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