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『ゆるキャン△ SEASON3』第1話「次、どこ行こうか」感想 安定の体感時間5分アニメーション!終わるの鬼はええ!!やはりリンちゃんは推せる…!


◆3年ぶりにして3期

OPめっちゃオシャレやなあ~!!

というわけで待望の『ゆるキャン△』の第3期がはじまった。
もちろんめちゃくちゃ大好きなアニメである。推しはしまりんことリンちゃんである。「なでリンてぇてぇ」は国宝レベルの至高の尊さである。

無論、この3期は首を長くして楽しみに待っていた。そうでありながら劇場版はまだ未見な上に円盤未所持なのだが…そのうち見ます…!
3期はキャラデが1期2期よりも幼くなった印象を前以て受けていたのだが、それもそのはず製作がC-STATIONからエイトビットへ変更、スタッフもガッツリ変更となった。京極義昭監督は今作では関与されていない。無論、これらの要素から不安を抱く人はいないだろう。下手な原作レイプをかますのは論外だからぼくはそこまで不安ではなかったが。

で、蓋を開いた結果。
な~んだいつものゆるキャンじゃん。いつもの体感5分アニメーションじゃん。いつもの【悲報】残り11話じゃん。

◆志摩リン:オリジン

開幕から実写のような美術背景…!!

初回第1話Aパートはそんなリンちゃんの幼少期(小4時代)と現在が交互にクロスオーヴァーされて描かれていた。もっと言うなら幼少期が回想される試みだ。

その実、リンちゃんが初めてキャンプ道具と出会った「志摩リン:オリジン」と言える回だった。
数年後の社会人としての姿を描いた劇場版から逆行して、この出会いを描いたと思うと非常に感慨深い。ロリリンちゃんはこれまでも登場していたが、ふと思えば初めての出会いは地味に描かれていなかったものなのだなあ。アニメ1期が6年前なだけにやはり「ここで来たか!!」と感慨深くなれる。卒アルを開いている気分だ。

>H<
目的地到着で背伸びしてついこんな顔しちゃうリンちゃんほんとかわいいなあ!クールキャラと思わせて実は感情豊かというギャップが本当に可愛くて推せるんだよこの子は。

/^o^\フッジッサーン
「ここをキャンプ地とする!」と宣言するに相応しい絶景スポット。もうリンちゃんのことを余裕で羨める。

「慣れたもんだぜ」とドヤっちゃうリンちゃんかわいい!

\コンニチワ/ 早速ノルマ達成。
本作において絶対的重大要素である。ポケモンシリーズにおけるきんのたまくらい重要である。それは幼少期からでもこうだった。期待通りの極みである。つーか、まつぼっくりが映った瞬間「コンニチワって言え」と思った視聴者は500億人いると思う。

◆火起こし

人力かつ原始的に火起こしするリンちゃん。何気にこれも今回初めてなのか。流石のおじいちゃんでも簡単に火が付くわけがないので、幼少期大変なことをやらせてしまったと感じちゃうリンちゃんかわいい。
そして火の起こし方がめっちゃ感情籠っていたのがすごぶるリンちゃんらしくてすごく良い。見ていて「がんばれ!」って気持ちになって見守れる。

着火…!それはとても僅かに小さい火ではあるのだが、偶然通りがかった女の子が食いつくほどの確かなカタルシスがあった。この手の火起こしってやっぱり火が付くまでが大変だからなあ。今では他にライターやチャッカマン等で簡単に点火するからもう不要なものではある。
だけど、石器時代からはじまった火起こしの技術が今の令和の時代にも受け継がれているのだと考えるとやはり尊いものを感じる。決して無駄なものとは一蹴できないのだ。

それにしても一枚一枚がほんと絵になるなあこのアニメは。
こういうキャンプ一式そろえて暖を取ってひとりまったり読書は最高に羨める。羨んで6年も経ってるな。あと陽が沈みかけているこの僅かな夕暮れの一時がすごい好き。陽の光が一切かかっていない影の一帯というのかな、そういうのが好き。地味なんだけども、リンちゃんは良いスポットを見つけたなって思う。

カステラ堪能するリンちゃんかわいい。
そろそろ帰ろうとするとまだこの場に居たくなったのか寂しい表情を隠し切れないリンちゃんに

「キャンプには寂しさがあるんだ。寂しさがあるからこそ、次のキャンプが楽しみになるんだよ。また、行けばいい」

名言だなあ。名言ですねえ。
なでしこちゃんの「旅が終わるのがさみしい」「さみしいはさみしいよ」というかつての言葉がリフレインされたが、リンちゃんは良いおじいちゃんがいてくれて良かったなと本当に羨める。こいつ毎秒毎分羨んでいるな。
キャンプという概念は自分が生きている限り逃げる事は絶対に有り得ない。さみしさは「次」の一文字で上書きできる。

「なでしこ、次どこいこっか」

完全に彼氏ですわこれは!!なでリンキテる…!なでリンしか勝たん!!

◆アルコールストーブ

部室相変わらずせめえな。
でもこの狭さがかえっていいんだ。本作らしく秘密基地みたいで好きなんだ。

というわけでBパートは野クルメンバーによるアルコールストーブ作りとなった。…えっ!?1から作るの!?市販されているものじゃなくて!?

それもそのはず、こんなこともあろうかと飲み終わったボトル缶を…

このように切り取って作る。

なでしこちゃんはてんで失敗続きだったが、なあに1からできるほうが不自然だ。ひとつふたつ失敗したのは決して無駄ではない、経験と糧だ。

具体的な作り方はこちらのページにもあったので、興味がある方は自由研究の題材にしてみよう!

それはそうと完成。斉藤さんもやってきた。渾身の出来なのを誇る表情のなでしこちゃんかわいい。

◆点火

大垣千明=実写ドラマ版の再現度がマジのガチでやべーやつ
という認識を完全に刷り込まれた私でありますが、いつの間にか髪が伸びたことにあまり気づいていなかった。これはこれでかわいいからマイ・ペンライの精神なのだろう。

あっこれだ!これこそ大垣千明のあるべき姿だ!!実家のような安心感!!

ドラッグストアで購入できるこちらがやはり一般的か。

スピリタス!!
スピリタス登場回数No.1漫画『ぐらんぶる』に登場したスピリタスじゃないか!!

これらの度数が高い酒も使えるが、本来は飲酒用だしグビ姉が勿体ねーとうるさくなるからオススメできないと作中でも述べられていたのだが、

ぼくからすれば『ぐらんぶる』でスピリタスがやべー酒だと刷り込まれたので使うのはやべーんじゃねーかなと身構えている。

綺麗だなあ。2期でもなでしこちゃんがランタンを買っちった話があって、火に癒される回でもあったのだが、それにひけをとらない癒しだ。やはり火は見ていて落ち着く…このアニメも見ていて落ち着く…

ここのグビ姉色気あんな。酒癖が酷い女とは思えないくらいに。
そして教師らしく振舞ってくれている。アルコールストーブの使用は控えてほしいと指導していたのは経験者は語るってやつだろうか。グビ姉ならうっかり落としそうだもんな…

◆そして、次のキャンプがはじまるのです

帰り道なでしこちゃんが写真を撮っていたのは後々リンちゃんに送ってやるんだろうなあという絶対的信頼感。「きっと、そらでつながってる。」というキャッチコピーはやはりいつ見ても秀逸だからな。

EDは1期2期OPを担当していた亜咲花さん。
歌詞は「SHINY DAYS」というフレーズからはじまってニヤリとさせられたのだが、この3期がファイナルシーズじゃないよね…??といらん心配をしてしまった。いやほら1期OPのフレーズじゃないですかそれ。それが今回のEDにも用いられると大団円的なやつを予感してしまうじゃないですか。できればサザエさん時空突入でずっと続いてほしい。

EDは一部本編映像が流れていたのは未完成?それともコンゴトモこういうのがデフォ演出?俺はどっちでもいいけど。

綾乃さんだ!!おひさ!
Cパートで絶賛庭キャン△中。リンちゃんにLINEをかけてきた件といい、次回のカットとサブタイといい、間違いなくお誘いなのだろう。

毎度いつもの。みなさんもしっかり守りましょうね。

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