ショート・ショート『暴走車』
作品について
PHP研究所のショート・ショート『「ラストで君はまさかと言う」文学賞』に応募した作品です。登場人物は小学生から高校生とし、読者対象は小学校高学年から。オチのどんでん返しに特化した物語という規定でした。難しかったです。
悪いことをしているという自覚はあった。中学生が車の運転なんてしていい訳がない。でも父親の運転をいつも見ていたし、自分にもできると思っていた。やってみたかったのだ。
悪いことをすれば罰を受ける。小さい頃からそう教えられてきた。でも、この罰、無免