ゼミに入った理由
もうすぐ3年生になり、新しい2年生がゼミに入ってくる。ゼミ募集係になり、2年生に「なぜ入りたいか」などの問いかけをする前にまず自分がなぜ入ったのかを整理しておこう。
まずゼミに入るときに書く志望理由書を見てみた。7割本当のこと・3割こじつけだった(笑)。本当は創Pやプロジェクトを主体的にやりたい、やりたいこと・将来仕事にできるようなことを見つけたい,。そして自分を変えたい。これだった。もちろん先輩方と話してみたときにあまり初対面の時の感覚にはならず自然と話せたこと、雰囲気が自分的に好きだなと思えたこと等の直観的かつ本能的に自分に合っていたのかもしれない。
2年次のゼミ募集期間は目的の先にどうなりたいかを考えさせられた期間だった。目先の目標・やることだけにとらわれず、目線をあげて考えることができた機会だった。たしかにやりたいことを見つけた後は考えていなかった。趣味だけになるかもしれないし仕事になるかもしれない。趣味を仕事にするという考えは自分はあまり持っていなかった。仕事は仕事、趣味は趣味と分けて考えていたが、実際それでモチベーションを維持できるかと言われればできないだろう。休日だけを楽しみにしていては続かないだろうなと思う。
ゼミに入りたい理由だけでなく、将来のことについても考えることができるのでとても重要な期間であることを伝えないといけない。ゼミは2年半あるので自分は部活選びだと思って真剣に選ぶことができた。それに気付かせてくれたのは合同説明会で岡ゼミのブースに行ったときに対応してくれた方のおかげだった。その方は「遊ぶのはサークルでも地元でもどこでもできるけど、学ぶのはゼミしかないからちゃんと自分にあったゼミを選ぶといいよ。」と言ってくれた。自分はその時サークルには入っていなかったが「なるほどな」と思っていた。大学にはいるとき学ぶことに関してかなりやる気はあったが、大学1年のころコロナでオンライン授業でずっと家にいてあまり勉強ははかどらなかったし、なんもしていないしで将来が不安であった。そのタイミングでこれを言ってくれたので火が付いた。ゼミ選びには相当な時間を費やした。この方には感謝しかない。
自分を変えるためにこのゼミに入ったと言ったが、これは高校時代の挫折からだった。怪我で何もかも嫌になった。メンタルも弱くなったし、積極的に発言・行動もあまりしなくなった。怪我する前とは別人のようになってしまい、それに悩んでいた。そんな自分が嫌で、変えたかった。3年生になった今時点では変わったという実感はないが、少しずつ変わっていっている感じもしなくもない。やはり環境は大事である。
自分の入っているゼミに入ってくる人は実家の家業を継ぎたい人や起業したい人が多い。でも自分は実家が自営業ではないし、起業したいわけでもない。最初はそんな人が多くてびっくりしていた。でも自分の道は自分で見つけようと思えた。
これから新しくゼミに入ってくる2年生の面談をするにあたって、ゼミは今後の大学生活、人生を変えるものであることを伝えないといけない。自分が相手の人生を左右する可能性のある重要なポジションにあることを自覚して面談をやる。面談中に泣かれても知らない。本当に入りたいのか、本当に成長したいのか見極められるような会話の引き出し方をやる。
自分のためのゼミ募集じゃなく、2年生のためのゼミ募集ということをなにがあっても忘れない。
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