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*003 橋梁塗装記録表

漠然と、橋梁塗装表記が好きです。
橋の塗装について記載されているもので、多くの橋の側面部に記載されているものです。
何が書かれているかというと、最後に塗装された年・月/塗装面積/下塗・中塗・上塗の塗料の種類/施工会社の情報/色品番(省略されている場合が多い)など。
塗装が剥げて鉄が露出すると、腐食の原因となり、橋の強度の劣化につながるので、定期的に再塗装が行われている。と、考えられる。

見つける度に写真に撮って、なんとなくinstagram上げている。
1年ちょっとで、投稿数はいつの間にか106になった。誰にも伝えていないし、誰もフォローしていないアカウントなので、フォロワー数は6だ。(謎の欧米人とかにフォローされて驚く)

で、何がそんなに好きか上手く説明できないのだけれど、敢えて言うなら存在そのもの。ひたすらに謙虚で格好良い存在だと思う。
話が逸れるけれども、私の中ではヘリポートも同類。

そこを塗装しようと思った時に、必要な情報が全てそのものに記載されている圧倒的合理。何年前に塗装されたのか、何で塗装すれば良いのか、どれくらいの塗料を用意すれば良いのか全部書いてあるのだ。1000%の親切設計。
その橋を守る為に、それを次に施工する人の為だけにそこにあり続ける。
その上、上塗りされた瞬間に役目を終えて消えていくのだ。
見たら撮らずにいられないのよ。