読書すると文を書きたくなる

虚空に向かって叫ぶ人を見た。ショッピングモールで。そんな季節になったなと改めて実感する。

気圧の変化に身体がついていかないけど、そんなことに人生の貴重な時間を奪われるわけにはいかない。日々街に駆り出す理由を求めて、歩数で遊ぶスマホゲームを片っ端からダウンロードしたり、上映映画や美術展の情報をかき集める。先日まで希死念慮に苛まれていた時だって、太陽光を浴びればなんとかなる、と10年かけて培った鬱病人のカンだけを信じて毎日陽の光を浴びた。とにかく今は毎日外にいたい、いなければならない。気がする。

私ってけっこうゲームセンターが好きみたい。ゲームセンターってすごくうるさい空間ですよね。コインがジャラジャラいたるところで流れ落ちる音とか、ピロピロした電子音とか。そんで、可愛いぬいぐるみとか、お菓子が詰め込まれた透明な箱で阻まれることで、通路が生み出されてる感じ。ひしめきあってるかんじ。キラキラ明るくて、あの空間こそ太陽光の下よりも、脳から何かすごいものが出ている感覚がある。こう書くとまじでわたしはパチンコやらない方がいいよな…

でもゲーセンで払う100円ってすごい高く感じる。わたしはUFOキャッチャー下手だし、あの時に払う100円ってすごく貴重なものに感じる。500円だけ遊ぼう、それならどの箱にチャレンジしようか？すごい悩むし、やり始めると結局1000円くらいは払ってて自己嫌悪だよね。ガチャポンも、最近はあんまり安くなくて、400円とかが多いから、ラインナップの中に「これはマジでいらない」っていうものがないガチャポンしか回せなくなったな。全部可愛いどれが出てもいいな、ってやつしか、回せない。そうなるとやっぱりわたしが好きなのって100円ショップなんだよなー。100円ショップなら、100円前後でなんか可愛いのを確実に手に入れることができる。今だとセリアとかには、キャラクターグッズも多くて、わたしは可愛いシールとかもよく買う。100円ショップにいると、100円出し惜しみすることはないよな。だって確実に手に入るから。

確実に手に入るものにしかお金出せない。やっぱりリスクを背負ってまで何かに挑戦してみようって言う気概がわたしにはないのだろうか（突然の自己否定）。