脱炭素の潮流

 先月から、設計士さんや工務店さん、建材メーカーさんなどが集まる内輪の勉強会に参加させてもらっています。建築の話は知らないことも多いですが、知る楽しみも多くて面白いです。


 前回、今回と話に出たのが脱炭素の話。勉強会の主催者の方は「脱炭素を実践できない工務店は生き残れない」と話されていて、その一環としてJクレジットの話題が出ていました。特に前回には、講師として森林吸収系のプロバイダさん(カーボンオフセットを仲介してくれる団体)が呼ばれていました。
 Jクレジットは言葉は聞いても仕事ではあまり身近でなかった話で、私も最近になって勉強を始めたところです。(勉強会では「林業関係者なのに何にも知らないね」と怒られました・・・)


 Jクレジット制度で認められているのは、間伐(森林吸収系)の他に、白熱電球から LEDへの変換や電気自動車への置き換えもあるそうです。前回の勉強会で話してくれた講師によると、森林吸収系のクレジットは需用量より発行量が勝っていて現状余り気味だとか。
 やっぱりなかなか厳しいのかなと思っていたら、「前回のJクレジットの話を聞いて森林吸収系クレジットを購入した」という工務店さんがいるそうです。主催者さんの信頼度が高いから、という理由が大きいと思いますが、こうやって少しずつ変わっていくのかと思うと可能性を感じます。(つまりもう少し勉強しないといけないモゴモゴ)



 脱炭素の話を新聞で見ない日はありません。林業サイドは「やっていることがすでに脱炭素に貢献している」という雰囲気を感じているのですが(私だけ?)、変えるところは沢山あるんだろうな…この潮流に取り残されないようにしないといけないなと思います。


Jクレジットのサイトはこちら
 
 
 
 

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