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失神して頭を打って考えたこと

写真は失神した翌日、いつまでもものを食べられるんじゃないとしたら食べておきたい、と思って作った桃とモッツァレラチーズです。

仕事帰りに電車の中で目眩がして、気がついたらホームで周りにたくさんの人がいた。失神して頭を打ち、ホームでいろんな人が助けてくれたらしい。荷物を持ってくれたり、飲み物を買ってきてくれたり、駅員さんや救急車を呼んでくれたり、東京はこんなにも優しい人が多いのかと思った。

初めて救急車に乗った。申し訳ないという気持ちが強くてずっと謝っていた。日付や名前や前後のことなどを聞かれたので、なるべく迷惑をかけないようにとてきぱき答えた。電車で急病人看護で遅延することあるけれど、これからはそれに対してもっと優しい気持ちでいようと思った。

救急病院でCTを撮って採血をして点滴を打ってもらって、特に問題なし。救急外来は大変なはずなのに、みんな明るく朗らかに対応してくれて、ここでもまた申し訳ないという気持ちになる。終電の時間まで気にしてくれる。優しすぎる。

痛くないです、と答えたけど冷静になるとあちこち痛い。ここ1ヶ月とにかく怪我が多くて、何かのお告げなのではないかと思うほど。

寝る前に、失神したまま目を覚まさないことだってあるのかもしれないと想像した。今から寝るけど明日目を覚ますとは限らない。実は毎日そうなのだ。今日が人生最後の日だとしたら何をするか考えながら目を閉じた。

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