年明けから始める就活
このnoteを開く人は就活してますか?
してない人も、まだまだ先だなあと思っている人も、院生を望んでいる人も是非読んでみてほしいです。
さて、私はいわゆる22卒で2022年3月に卒業しました。
しかして中々人生は難しいもので、大学院試験には落ちてしまいました。
進路としては大学院しか考えてなかったために春先の予定が消え去った私は、2022年2月から就活をしました。あんまりこうしたギリギリの就活話や、そもそも大学院試験に落ちるなんて話聞かなかったなーと思うので、2022年も終わる今、これを機に書き残しておきます。
大学院試験について
筑波大学における大学院入試は夏と冬の2回。
夏は8月末実施→9月頭結果、冬は2月頭実施→2月中旬結果
といった感じです。それぞれ試験から結果までは2週間ほどかかります。
時期から考えてもらうとわかりますが、冬はとにかくギリギリです。
冬院試に確実に受かる自信のある強者以外は就職活動をしておく方が無難でしょう。
まあ、私はしなかったので今このnoteを書いているわけですが……………………
ちなみに、klisの多くが受けると思う情報学学位プログラムの一般入試は2022年度入学は冬の方が倍率が高く、3.7倍でした。意外と大人気で困りますね。
大学院試験の詳細はその辺にいるであろう大学院生から聞いてください。
とりあえず何したらいいかわからない勢は卒業研究とTOEICを本気でやってくださいな。おそらく結果に繋がります。
また、当方中学生の頃から英語は壊滅的でTOEICは555点でした。
ただ、私より点が低かった人で合格した人間も知っているので、
本当に"点数があると有利"かつ、"確実に積み上げられる点"
といった立ち位置です。
年始に就活を始めるにあたって
まず、"同期と同年卒として就活するか?"という問題にぶつかります。
私であれば22卒だけれど、もう世間は23卒。23卒として就活した方がもちろん選択肢は多い状況です。
諸々考えはしましたが、結果として私は22卒を選びました。理由は以下
就活を全くしたことがなかったので、最終的に就職しなかったとしても、経験積まないとまずい。
就職活動が遅れた理由がネガティヴなものになるので、どうしてもやりづらそう…という印象を持ったこと
ぶっちゃけやりたい仕事とか存在しない(と思っていた)ので23卒に繰り越しても困るだろうなあと思ったこと
司書の採用試験は絶賛あったこと
司書として生きる?
AC klis,klis 情報資源経営専攻、そんな私に誰しも思うこと。
「司書にはならないの?」
高校生の私もなる気がしていました。
何なら学校司書や司書教諭など、学校図書館に携わる人間になることを考えていました。
その辺りの事情は、大学3年生の私が書いてくれているのでこちらをご覧ください。
ただ、専攻しているうちに、3年間公立図書館でアルバイトとして働くうちに、私のその茫然とした考えは塗り替えられていました。
卒業論文に手をつけ始めた頃。誰もが進路について考えざるをえない時期。
私は正直司書になるのはなんだか違うなあと思っていました。
図書館のことが本気で好きだからこそ、中に入ってしまって現行の図書館の歯車として生きていくことに違和感がありました。在学中、学問上の理想と、アルバイトをしている現実の両方と向き合ったゆえの考えであったと今でこそ思います。
しかし、そんなことを言っている場合ではありません。
手に職をつけねばどうにもなりません。いくつか、司書採用試験も受けました。
やはり専攻というものは強い。
正直、特段勉強していったわけでもないのですが筆記は突破。klisの先生方丁寧な授業ありがとうございました。授業だけで司書採用試験は乗り切れました。
ただ、面接になるとどうしてもボロが出ます。主に以下2つの理由でダメでした。
「その土地に大した愛着があるわけではない」ため、公立図書館ではどんな理由づけも薄くなってしまうこと。
それを上回るほどの「司書への想い」は前述より持ち合わせていなかったこと
加えて、私はまだ社会人大学院生の道を諦めていませんでした。
そのため、定時に帰ることができることは最低条件でした。ただ、それを口にすればもちろん扱いづらさ・やめてしまう可能性が先方にはよぎります。
おそらくこうした理由から、私が司書として内定をもらうことはありませんでした。
目指せOL
さてそうであれば真っ当に就職活動をして就職するかありません。
ただ前述の通りロクに就職活動をしていない私にとって何をして良いのやら全くわかりませんでした。
2月にESを2枚ほど出版社に提出。時期が時期なこともあってかどちらも面接までは駒を進めましたが、そこまで。いやあ心が折れる。
そこで頼るはやはりプロ。就活エージェントの力を借りました。
チョイスにあたってはマイナビで就活エージェントをかたっぱしから開いて、一番身体に合うな、というものを選びました。私が選んだのは画像の会社様。(ご迷惑をおかけしたくはないので雑検索避けとしてHP画像で失礼。)
ただプロに依頼しても2月末。今から間に合う会社はほぼベンチャーと明言されます。
そこから紹介していただいたベンチャーは3社。うち本格的に選考に進んだのは1社。今の会社です。このタイミングで3月でしたので説明会の日程調整ができたのは2社が限界で、とにかくギリギリでした。
ありがとう弊社人事
ここからは弊社人事への感謝とほぼ同義の内容です。
23卒の説明会に参加する? それじゃ厳しいか、説明会と一次面接一緒にする?
ととにかくこちらの都合に合わせてくださいました。
以下がその後のスケジュール。もうパッツパツ。
3/11 1人説明会→一次面接(人事のみ)
3/12 適正検査&性格診断的なやつ
3/14 ES書き始める
3/17 メールでES提出
3/18 一次面接通過の連絡。
3/23 役員(社長)との面接
3/29 電話で内定通知&内定承諾
4/1〜 入社
卒業式時点で内定決まらんくて草。承諾して2日で就職で草。もう急転直下でした。
無事、都内某所のOLに進化しました。
要はここまでこちらに協力的な会社でないとベンチャー企業でも2,3月に就活始めて、4月に就職とか無理。
社会人にならない選択肢
ここまでは就職する道の話でした。もちろん、しない選択肢もありました。
指導教員から、「研究生はどう?」と打診いただいていました。
学生時代勤務していた公立図書館からは非常勤ではありましたが週5勤務の内定はもらっていました。そのため、正直今すぐ食いぶちに困るわけでもありませんでした。
つくばで非常勤司書?として働きつつ、「研究生」として生きる道もありました。
研究生ってなーんだ
詳しいことは以下公式をご覧ください。
指導教員曰く、本格的に留学する前の留学生が利用することが多い制度だとか。
簡単に説明すると、研究室(指導教員)の下に直接付き、研究を行う立場です。研究室と図書館を使う権利を得られます。
手続きは研究計画とその理由をA3に記述して送付するだけ。ただし、指導教員に事前に承諾をとる必要があります。
学部生からなる場合、指導教員と綿密な相談は必要です。
指導教員の懐の深さにもよりますが、研究生活としては十分な環境を整えられるので、どうしても研究を切り捨てたくない人にとってはかなり良い制度に思います。
お金はそれなりにかかるけど。
3月20日頃提出して、25日くらいには結果が出ていたような気がします。
結局辞退しているので詳細の記憶が薄いです。
気になる方は受験要領をご確認ください。
書類に書いた内容としては、卒論の内容と、やり損ねたなって内容をやりたいこととして書きました。
社会人として半年ほど生きてみて
思っていたほど、苦しくない。
それは私が学畜として生きたからかもしれませんが、率直な感想はそれです。
弊社は1ヶ月の研修ののち、研修のスコアが高い人順に優先されながら適正を踏まえて配属されます。
その研修はとても楽しいものでしたし、社風もありいい人ばかりに恵まれていました。新卒一人ひとりにはメンターがおり、性格診断を踏まえて組まれるため話やすい。(少なくとも、私とメンターはとても気があっています。)
最終的に、財務経理部へ。
まったく未知の世界で苦しみながら、勉強しながら今に至ります。
図書館情報学が生かされていると感じていることも、大学の赤入れの経験や、某学生団体の統括の経験など。生きていることは色々あります。
何より、自分の視野の狭さに気づけたなと感じています。
自分が思っているよりきっちりしたがる性分であること。
実は人より想像力が豊か・前提にとらわれない方向にあること。
同じことをただ続けるのは結構苦手なこと。
社会人にならねば気付くことが出来ませんでした。
救われることに、私の上司は将来的に大学院に戻ることも、応援してくれています。
今は人もリソースも少なく、狂ったように働くしかない弊部署ですが、人材も予算も時間も投下されつつあり、改善に向かっています。いつかは研究に戻れるかもしれない。そんな希望も持てています。
社会人になると、全てが止まってなくなってしまうと思い込んでしまっていました。
でも現実はそんなことはなく、人生は、道は続いています。
今の私はつよつよ経理になりたくて、簿記や開示の勉強をしています。
でも、図書館をめぐることも、ゆるっと論文を追いかけることもできています。
大学院はもっと落ち着いてからでもいいかなと思っています。今正直経理が面白い!!
もし、今希望の進路に進めなくて悩む人や大学院に何もかもをかけている人がいたら、そんな人生もあるんだなって思ってもらえれば幸いです。
2022年、めっちゃ色々あったけど良かった!!そう思っています。
ご心配・ご迷惑をおかけいたしました皆様本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。
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