おうちで「東海道五十三次」旅 #2 品川
江戸から2里、約8km。最初の宿場「品川」を描いた、広重のこの一枚。
何といっても、画面の左半分を占めている海にインパクトがあります。
江戸時代、海に面していた品川は、街道の宿場であるだけではなく、港でもありました。
海に目をやると、停泊中の船や帆を張った船がいくつも見えます。
沖の船は、一本マストに横帆一枚の「弁財船」と呼ばれるもので、各地から物資を積んで江戸を目指してやってきました。
しかし江戸の港は遠浅だった為、船は直接江戸には入らず、手前の品川沖に停泊し、ここ