十人十色の旅人たちが集う渡し舟|おうちで「東海道五十三次」旅 #3 川崎
江戸を出発以来、たくさんの橋を渡ってきたように、東海道には大小たくさんの川があり、これらの川には橋がかかっていることもあれば、渡し舟を使って、あるいは物品の運搬などを行う人に肩車をしてもらって渡る川もありました。
江戸近郊の大きな川である多摩川には、江戸初期までは橋が架かっていましたが、洪水でたびたび流されてしまった為、1688年に橋が流されて以降は、渡し舟という方法が採られていました。
江戸時代、川を渡ることは防衛上も重要であることから、幕府が定めた「定船場(じょう