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映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」のキノピオ、いい奴過ぎん?

※この記事には映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」のネタバレを含みます。予めご了承ください。

皆様、もう映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」をご覧になられたでしょうか。
筆者は既に2回観ました。1回目は新鮮な映像体験を楽しみ、色々な小ネタ解説動画や記事を見てからの2回目は小ネタを自分で確認する度「おー!」と感動しておりました。

そんな中で、ふと気付きました。
キノピオ、いい奴過ぎん?

通りすがりから冒険のメンバーに

念のため解説しておくと、この記事で語るキノピオはキノコ王国に暮らす種族ではなく、マリオがキノコ王国で最初に出会い、冒険に同行したキノピオ個人を指す。

そう、異世界のキノコ王国に飛ばされ、右も左も分からないマリオが最初に出会ったのはピーチ姫ではなくキノピオなのだ。
「ここは〇〇ですよ」と案内する村人Aポジションであり、「これは夢だ」と現実逃避するマリオをどついて「痛いなら現実です」と返す愉快なキャラだ。
そして、マリオの話からルイージがダークランドに飛ばされたと知ると、キノピオはクッパにビビりつつも「プリンセスならどうにかしてくれるかも!」とマリオをピーチ姫のもとに案内しようとしてくれる。
キノピオの行動によってマリオとピーチ姫が出会い、ルイージ救出&打倒クッパに繋がっていくのだから、この時点でキノピオの貢献度は高い。

だが、キノピオはマリオとピーチ姫が冒険に出ると、それに自らの意志で同行するのだ。
他のキノピオ族は主たるピーチ姫の冒険に同行しないのに、キノピオは「マリオの親友です!」というだけでついてくる。勿論、彼が元々冒険好きなのもついてくる理由ではあるだろうが、マリオの話を聞いた時点でマリオとピーチ姫がクッパと戦う運命であることは理解していたはずだ。それでも、キノピオはついてきた。勇気がある。
他のキノピオ族は全っ然ついてこなかったのに!!
(他のキノピオ達が嫌い、という訳ではありません)

「姫を守ります!」

冒険の中でキノピオは特に目立つ活躍をする訳ではない。
ドンキーコングと戦うといった体を張る活躍をするのはマリオであり、冒険パートでキノピオが一番目立っていたのは崩壊するレインボーロードから落ちながら「死ぬには可愛すぎます〜!」と叫んでいるシーンだろうか。ちなみにこの後ピーチ姫に助けられている。

その後、色々あってクッパが軍勢を率いてキノコ王国に攻めてくることになり、ピーチ姫は国民のキノピオ族に避難するように呼びかける。
そして、キノピオ族はほぼ全員避難するが、冒険に同行していたキノピオだけは逃げようとしない。
ピーチ姫は彼にも逃げるように言うが、キノピオは「姫を守ります!」と逃げ出さなかった。
この時点でマリオやドンキーコング、コング軍という頼りになる味方は生死不明で、他のキノピオ族も避難している。

そんな状況下で、別に戦闘能力が秀でている訳ではないキノピオが逃げなかった。

身の程知らず、無謀な行動とも言えるだろう。実際、この後クッパの参謀カメックによってピーチ姫を脅迫する人質にされるし。
だが、それでも筆者は「姫を守ります!」という自分の言葉を守ろうとしたキノピオが好きだ。勇気ある善属性キノピオを愛さずにはいられない。
文字通り孤軍奮闘になりそうだったピーチ姫の側にい続けたキノピオの勇気を笑ってはいけないと思ったのだ。

そして、この後キノピオがアイスフラワーを手に入れたおかげでピーチ姫はアイス能力を使えるようになり、ルイージやクランキーコングをはじめとした生贄が溶岩に投下されるのを一時的に足止めすることができた。
キノピオがアイスフラワーをピーチに渡せていなかったら、ルイージ達は溶岩に落とされ、青いチコだけがハッピーエンドを迎えていただろう。何なんだよ、青いアイツは。
キノピオがいい奴だったおかげで、ルイージが助かったといっても過言ではないと筆者は思う。

続編でもキノピオに会いたいな

まだ正式に続編の製作が決定した訳ではないが、この度の大ヒットと映画のラストを見るに恐らく続編はほぼ確定だろう。
あのヨッシーのシーンで何を連想した?
私はマグロ食う方のハリウッド版ゴジラのラスト。

今から色々期待してしまう続編だが、その続編でもこの冒険好きなキノピオに会えることを願うばかりである。

今日はこの辺で。
ではまた。

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