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明日には「マホロアエピローグ」が解禁されてしまう【二次創作小説もあります】

この記事には「星のカービィ Wii」の重大なネタバレが含まれます。
ネタバレを回避したい方は読まないことをお勧めします。

「マホロアエピローグ」で何が開示されるのか気になって仕方がない

この記事を投稿しているのは2023年2月23日であり、翌日には「星のカービィ Wii デラックス」(以下「Wiiデラ」)が発売されるというタイミングである。
無論、某密林にて予約済みである。ダウンロード版でもいいじゃん、と思ったが、特典のノート欲しさについパッケージ版を予約してしまった。

楽しみである。
とても、楽しみである。

だが、同時に恐ろしくもある。

何故か?

「マホロアエピローグ」という、「Wiiデラ」にて実装される新エピソードにより、ここ10年以上明らかになっていなかった「マホロアがカービィ達に倒されてから、どうやって帰還したのか」という空白期間が埋まりそうだからである。

推しキャラの新情報が出るのはいいことじゃないか、と思う反面、10年以上経ってから新情報が解禁されることにビビってしまう……。
オタク(クソデカ主語)はそういう難儀な生き物である。

実際に「マホロアエピローグ」でどれくらいマホロアの新情報が解禁されるのかは分からない。
やってみれば、案外あっさりしたものかも知れない。
そう予防線を張りつつも、「マホロアが、あの後必死に帰ってこようとしていた」という情報だけでマホロア推しのオタクは色々情緒がヤバかったので、どんな少量の情報でも多分めちゃくちゃ効いてしまう。怖い。
だが、やらないという選択肢を取るつもりはないので、とりあえず明日の「Wiiデラ」到着を楽しみにすることとする。

供養しておきたい二次創作がある

以下は二次創作かつ特定のカップリングネタになるので、そういうのが苦手な人は、ここで読むのを止めるのをお勧めします。

「マホロアがいつの間にか帰ってきていた」くらいの情報しかなかった頃に短い小説を書いて友人に見せていたのだが、「マホロアエピローグ」により全然いつの間にかではないことが判明したので、供養がわりにこの記事に載せておく(もうこのタイミングでしか載せられないと思ったので、思い切って投げちゃおうという訳である)。
カップリングとしては、気持ちマホカビかな、というものだが、そうでもないかも知れない。
シチュエーションとしては、マホロアソウルが倒された後……くらいを想定している。

以下、題名と本文になります。

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いつもと変わらぬ

無意識のうちにその名を叫びながら、塵も残さず消え去った。

と思ったら、いつの間にか青空を見上げながら花畑の中に倒れていた。
空気は暖かで、ひらひらと蝶が楽しげに飛び、花が気持ちよさそうに風に揺れている。
疲労感はあったが、痛みはない。
ゆっくり起き上がり、周囲を改めて見回して、自分がいるのがどこか確認し、ため息をつく。
「なーんで、ここに戻ってきたんダロウネェ…」

ポップスターののどかな風景を見上げながら、マホロアは独り言を呟いた。

行くあてもなく歩き回っていたら、見慣れたピンクの丸い背中が目に入った。
偶然なのか、勝手に探し回っていたのか。
自分自身のことなのに判別ができず、しかし、見つけてしまったからには通り過ぎることもできず、「ヤァ、カービィ」と声をかける。
カービィは振り返ったが、その表情からは分かりやすい感情を読み取ることはできなかった。
怒るか、せめて驚くくらいはすると思ったのに。
とはいえ、自分が裏切った時もぼんやりと見上げていたのだから、余程のことがないと大きな感情は表れないのだろう。
いや、ここで大きなケーキでも差し出せば喜ぶ表情は見られるかもだが。
その様子を想像して、マホロアは少し笑う。
笑ったマホロアを見てカービィはきょとんとした表情を見せた。
「この前はゴメンネェ。もう二度とあんなことしないカラ、もう一度ボクと友達になってヨ!」
カービィは、そう言い放ったマホロアをしばし見つめ、特に表情を大きく変えず、こう答えた。
「いいよ」
その余りにあっさりとした返事に戸惑ったのは、マホロアの方だった。
まさか受け入れられるとは思っておらず、まさか自分が何をしたのか忘れたんじゃないかと疑う気持ちまで芽生えてきた。
しかし、相変わらずカービィの表情からは何も読み取れず、マホロアは大きなため息をついた。
「本当に、君ってやつはサァ」
呆れる言葉を吐いたのに、声には嬉しさが少し滲んでしまい、カービィに気付かれていないといいなと思いながらマホロアはカービィの隣に座る。
カービィもそれを拒まず、穏やかな青空を二人で見上げた。

本当に、いつもと変わらぬような、

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読んでいただき、ありがとうございました。

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