箱根駅伝区間予想② 創価大学
1.エントリーメンバー
4年:三上雄太、嶋津雄大、中武泰希
3年:緒方貴典、葛西潤、新家裕太郎、濱野将基、フィリップ・ムルワ、本田晃士郎、松田爽汰
2年:石井大揮、桑田大輔、溝口泰良、山森龍暁
1年:小暮栄輝、吉田凌
前回箱根を走った永井、小野寺が外れてしまいました。とはいえ、直近の記録会や世田谷ハーフで好走した選手が多くエントリーされ、経験よりも今の状態や調子で選んだと思われる布陣です。長らく姿を見せなかった葛西も無事復帰しました。
2.区間配置予想
葛西ームルワー山森ー嶋津ー三上
濱野ー桑田ー新家ー緒方ー石井
1区は葛西。今年度は故障に苦しんでいましたが、無事復帰しました。創価大学は日本人エースを1区に起用してきました。であれば、前回も1区候補となっていたエースの葛西がふさわしいでしょう。トップ付近で渡して2区に弾みをつけたいところ。
2区はムルワ。今年度は日本インカレ10000m2位、出雲駅伝3区区間賞とトラック、ロードの双方で高いパフォーマンスを見せた創価のエースです。前回も結果を残した2区。何も心配はいりませんね。
3区は山森。監督が3区は耐える区間と言っていたため、ここで新戦力を起用すると予想。3月新潟ハーフで好走。28分台も出しました。下りが得意とのことで3区に向いているでしょう。区間中位で粘ってくれれば。
4区は嶋津。過去2回はチームの躍進に大きく貢献しました。今年度は更にスピードも磨きがかかり、前回以上の走りが期待できます。今回も箱根駅伝の主役となれるでしょうか。
5区は三上。去年は激坂王で優勝しその勢いのまま5区で好走。今年度はトラックシーズン苦しみましたが、徐々に調子を上げて激坂王でもまずまずの結果。区間上位が見込めます。
6区は濱野。前回は6区で58分台半ばと好走。更にスピードがついた今年は前回以上が期待できます。平地も走れる選手ですが、6区で稼ぐ役割を果たしたい。
7区は桑田。出雲ではまずまずの結果を残しました。トラックでも28分38秒の記録を持ちます。走りやすい7区が向いているでしょう。
8区は新家。5区を希望していて激坂王にも出場したため、それならば遊行寺の坂を登る8区がいいかなと。トラックで結果を残してきましたが、今度は駅伝でも活躍してほしいところ。
9区は緒方。新潟、世田谷とハーフの距離で結果を残してきました。28分台も出しスピードも問題ありません。まさに23km区間であり、そして復路のエース区間である9区を走るにふさわしい選手でしょう。
10区は石井。世田谷では63分台で走り、トラックでも自己ベストを更新しました。やはり長距離区間はハーフの実績がある選手がいいと思い石井にしました。前回は悔しい思いをした10区ですが、安定した走りをしてくれそうです。
3. 総評
葛西、ムルワ、嶋津、三上を擁する往路、そして濱野の6区、緒方の9区は極めて強力な武器となるでしょう。一方で3区、7区は耐える区間になると監督も話していて、現状ではその通りになりそう。そこでどれだけ粘れるかが上位進出の鍵を握るかな。復路は他にも中武、吉田など起用したい選手はいて迷いました。全員が実力を出し切れば目標の3位以内は十分射程圏内です。再び箱根路に旋風を巻き起こしてほしいです!
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