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わからないという事実

俺は、他人のことを決め付けたり、これから先のことを決め付けたりするのが、嫌だし苦手だ。
だから「と思う」という言葉を付けてしまうことが多いし、人には「こうなんじゃない?」と確認してしまう。

中には「言い切って欲しい」という人や、確認をしているのに「決め付けられた」と感じてしまう人もいる。
しかし俺は、決め付けたくないし、決め付けないために確認をしている、それだけなのだ。

まぁ、それはさておき、そんな俺でも、唯一決め付けていることがある。
それは「わからない」ということだ。

他人のことも、自分のこれからのことも、わからない。
それだけは俺でも決め付けて言い切れる。

しかしながら、他人のことも、自分のこれからのことも、わからないが事実のはずなのに、自分で決め付けてしまう人達もいる。

例えば、他人のことを、この人はこういう人だと決め付ける人達。
その人にとことん向き合ったわけでもなく、自分の見えている部分だけで勝手に判断して思い込んでそれが事実だと勘違いしている人達。
まぁ、厳密には勘違いかどうかもわからない。
正解かもわからない。
わからないけど自分はこう思う、ではなく、決め付けてしまう人は、わからないけどということを考えず決め付けてしまう。

例えば、自分のこれからのことを、変わらないと思ってたり、何かが出来ないと思ってる人達。
変わらないかもしれない出来ないかもしれないというのは逆に言えば変わるかもしれないし出来るかもしれない。
つまり変わるか変わらないかわからない。
出来るか出来ないかわからない。
というのが事実なのに、変わらない、出来ない、と決め付けてしまう。

まぁ、別にそれが悪いとは言わない。
けど、他人を決め付けてしまう人は嫌だなと思うし、自分のこれからを否定的に決め付けてしまう人は勿体無いなぁ、と思ってしまう。
それだけの話である。

他人のことも、自分のこれからのことも、きっとこうだと思う、けど「実際はわからない」これが「唯一わかってること」だと、俺は思っている。


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