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SoundCloudを可視化せよ!Vol.1

SoundCloudという音楽SNSサービスはすごく楽しい。自分のつくった楽曲を公開してシェアし、一般リスナーからフィードバックをもらうことが出来るし、リスナーは身近な友人から憧れの有名アーティストまで幅広くフォローすることで、彼/彼女らの楽曲をアプリからタイムリーに聴くことができる。音楽好きにはたまらんサービスである。

そんなSoundCloudであるが、開発者向けになんとAPIも公開されている。そこで可視化厨の筆者はビール片手にさっそくそのAPIを叩きまくるスクリプトを書き、データを収集しまくった。しかしながら、さすがに2億人以上のユーザーを抱えるサービスの全データをかっさらうのは怒られそう(ていうか時間もかかりそうだし、ストレージも足りなそうだし…)ということで、「フォロワーが10,000人以上いる有名アーティスト」を対象としてフォロー関係を芋づる式に辿り、SoundCloud上に存在するあらゆるスターアーティストの情報を隅々まで探して集めてみた。スクリプトは数時間で走り終わり、だいたい以下のようなアーティストの情報がマイニングされた。

さすがにフォロワーが10,000人を越えるユーザーは稀というか、2014年4月21日現在、5000人弱といったところのようである。

次にスターアーティストたちが公開している全楽曲のジャンルタグを集計してみたところ、次のようになりました。

上位はHouse, Techno, Electronic, Dubstep, Comedy, Drum & Bass, Deep House, Progressive House, Electro House, Tech House, Trance, Hip Hop, Pop,...などが続き(名寄せなどの洒落たことはしていないためHouseとhouseが大文字/小文字で区別されてしまっているなどの課題は残るものの)「それにしてもHouse系多いよね」といった雰囲気である。また、上のヒストグラムではトップ100だけに止めたが、Amazonの本の売上と同じようにかなりロングテールな分布であることが判明。

次回はスターアーティスト同士がどのようにつながっているのか、ネットワークグラフで可視化してみる予定。


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