CR3…妊娠性糖尿病と2型糖尿病

CR2でも書きかけました!
妊娠性糖尿病について、少し掘り進めてみたいと思います。

下に書いてある5項目は、「2型糖尿病→妊娠性糖尿病」の比較になっています。


①運動しないといけない→無理はしない、赤ちゃんと体調に気を付けてゆっくりと行う

②食事制限必須…カロリー・塩分等の留意→あまりに肥満の妊婦さんは別として、大幅なカロリー制限は不要。塩分調整は必須。(妊娠中の体重推移であまりに増えすぎたりする場合はこれに当てはまりません)

③薬は通常経口投薬。重症、経口が出来ない等でインスリン注射→100パーセント例外なくインスリン注射のみ

④1度かかったら根治はない→出産後に回復することがほとんど(妊娠性糖尿病から2型糖尿病に変異したらこれに当たらない)

⑤すい臓が弱まってインスリン分泌がうまく行かないことが原因で起こる血管の病気→妊娠時に出来る胎盤が原因。


これが全てではなく、2型にはシックデイがあって妊娠性にはマタニティブルーがある、といったように似ていることもありますし、肥満に値がある人はどちらと関係なくドクターや栄養士の管理下の元にダイエットをする必要があったりと、同じこともあります。

で、ですね。今回は比較は以上にして、2型糖尿よりも妊娠性糖尿について話していこうかなと思います。

まず、「妊娠性糖尿」というものについて。実は妊娠性糖尿といっても、3パターンあるんです。

・妊娠糖尿病は、妊娠中に初めて糖代謝異常を発症した人につく病名!私がこれです。妊娠前は低血糖値に近かったり、正常範囲内の人だったママが妊娠をきっかけに血糖値が上がると、これになります。

・既に糖尿病を発症している人が妊娠した場合は「糖尿病合併妊娠」

・最後に、重度の糖尿病症状が出ていて妊娠前から糖尿病であった可能性の高い妊婦に対しては「妊娠中の明らかな糖尿病」

と3つのパターンがあるんです。2つ目、3つ目に関してのママは既に内分泌内科(糖尿病内科)で診察・治療をしているので今さらか…となると思いますが、生粋の(?)妊娠性糖尿のママは驚くと思います。普段は引っ掛からないママも突然言われる場合がほとんどなんです。

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この表に1つでも当てはまれぱ妊娠性糖尿病確定です。私はこの2時間後の値が154でした…💦受診していた病院が総合病院だったので「通常血糖値」がこんな高い値ではなく、正常値の上限を越えていたら糖負荷検査を行う…といった形だったんです。

さて。
そろそろ「じゃぁ妊娠性糖尿だとどんなリスクが…」という思いが聞こえてきそうです。

ママと赤ちゃんと、それぞれに分けて説明しますね。

☆ママ☆
・妊娠高血圧症候群
・羊水量の異常
・肩甲難産
・網膜症・腎症の悪化

が主訴です。
妊娠高血圧症候群は「妊娠中毒症」と昔は呼ばれていたんですが、腎症やその他諸々の高血圧に付随する物をまとめてこう呼ぶようになりました。
妊娠高血圧症は、妊娠20週から産後12週までの間に元々高血圧の症状が無かった人が高血圧になる病気なんです。かなり多い割合がなりやすいみたいですが、私は免れました。といっても、通常の私からしたら高い数値を表していたんですが、元が激低なので、引っ掛からなかっただけかもです。(普段の血圧は上が80~85、下が50~55)

容水量の異常に関しては、羊水過多・過少があるんです。過多は、羊水の吸収が減るか、産生が増えることで起きるんです。吸収が減少する病気として、食道閉鎖や十二指腸閉鎖などの上部消化管閉鎖(狭窄)などの先天異常、染色体異常などで機能的に嚥下(飲み込むこと)ができない場合があります。
他には、上部消化管周囲から羊水の通過を妨げる口腔、頸部、肺などの腫瘍も原因となる 一方で、産生が増える病態は、母体の内分泌疾患、胎盤血管腫などはがあるんです。無頭蓋症、髄膜瘤、腹壁破裂といった髄液や腹水の漏出が羊水過多となることもありますが、全く異常がない、ということもあります。
過少の原因もさまざまです。羊水の主な成分である赤ちゃんの尿が少なくなっている場合や、赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れて羊水が漏れ出てしまう「破水」も原因となることがあります。それに、特に異常がなくても、予定日が近付いてくるにしたがって必ず羊水は減ってきます。
過少も過多も必ず書いたみたいに重症な事ばかりではなく、本当に異常がないとされることが多いですが、こんなリスクもあるんだということは知っていても損はないかな。

肩甲難産って言うのは簡単なこと、そのままの意味なんです。ママの恥骨に赤ちゃんの肩が引っ掛かって出てこれないこと。
普通はドリルのように赤ちゃんは自分で回ってママの産道を通って出てくるんだけど最後の最後で引っ掛かっちゃって出てこれないことがあるんです。どう頑張っても無理。そうなると緊急オペになるんですが、予定外のオペだからママもびっくりするんですよね。


☆赤ちゃん☆
・流産
・形態異常
・巨大児
・心臓の肥大
・低血糖
・多血症
・電解質異常
・黄疸
・胎児死亡

が主訴です。
ちなみに我が家は「低血糖」が一時的に出ました。なので完母希望で、ドクターや看護師さんたちも解ってくれてたけど「少しだけミルクを足しましょう」って言ってた。おかげで規定の4日間で無事母子共に退院できました。

高齢(35才以上)出産になると妊娠しにくい・流産死産しやすいというのも、基礎代謝が落ちるにと同時に糖代謝も落ちるため、なりやすいのが要因のひとつなんです。だけど、過度のダイエット・サプリの服用から若い若年層のママにもリスクは高まります。

若くても、妊娠しにくい・流産しやすいというのもありますが、それはママだけの問題ではないんです。

不育症はママ側の問題かもしれませんが、妊娠しにくいのはパパ側に問題がある場合もあるんです。「全く…また…?」なんて言うのは言語道断ですよ!パパっっ!

さて、話が少し反れましたが、妊娠性糖尿病は侮ってはなりません。高血圧と同時に併せて注意してくださいね!くれぐれも採血前の食事はお控えください!!www

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