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好きを貫くのと稼ぐこととのジレンマ ブロガーはミュージシャン

ブログを始めて7年目。
マネタイズが目的でここまで頑張ってきたが、ハッキリ言ってブログで生活なんて夢の中の夢状態。収益はブログを5つ運営していて恥ずかしくて言えない額だ。でも諦めたくない。ブログにはすごい力があると思っているから。

よくブログはオワコンだと言われるが僕はそう思わない。
理由は文字がこの世から無くならない限りブログもなくならないと思うから。ただブログでマネタイズするのも需要のある有益な内容でないと難しいと思っている。ブログでマネタイズを目指すなら、ここをしっかりと押さえてやらないとよっぽどの文才でない限り難しい。


若い頃にミュージシャンに憧れていた。
高校1年生の時にエレキギターの存在に出会い一気にのめりこんだ。友達の大浦君に教えてもらった。大浦君のうちに遊びに行ったらエレキギターが置いてあった。大浦君は僕が部屋に入るとすぐにギターをアンプに繋ぎ、その時に流行っていた曲のギターフレーズを弾き始めた。生のエレキギター。初めての歪んだ音。衝撃だった。衝撃という本当の意味はこの時初めてこのことなんだなぁ〜って後で思った。36年前のあの時の音と映像が、今でもくっきり脳裏に焼き付いている。そしてその音にしびれた。そこから一気にギター熱が加速し、高校をサボり1ヶ月バイトをしてギターを買った。

そこからはずーっとギター三昧。寝ても覚めてもギター。大浦君の弾ける曲を半年で追い抜いた。その辺からバンドをやるようになりますますハマっていった。段々とプロになりたいと思い、まずは東京へ行こうと決めた。東北の田舎育ちの高校生は、東京に行けばなんとかなるという昭和的な考えに夢を膨らませていた。

東京でバンドを組み幾つかのオーディションを受けるも、結局プロになることはできなかった。その後は社会人になり仕事をしながら休日にバンド活動をするような趣味的なものになった。結婚してからは仕事に介護に忙しくなり、もう20年ぐらいギターはご無沙汰になっているけど、51歳になった今でも将来再開したいという気持ちは大いにある。


ブログをやるようになって音楽と重なる部分が多いと思う。例えるならブログそのものが音楽ではアルバム。コンセプトがありそのアルバムに入っている曲たちがブログでいえば記事にあたると思う。

ミュージシャンにはテレビなど一般的に売れるミュージシャンとコアなファンがつくミュージシャンに分かれる。みんなが知っているような超売れっ子と呼ばれるミュージシャンは完全にビジネス化している。そんなミュージシャン達にも苦悩がある。自分達がやりたい音楽と売れるためのビジネス音楽とのギャップ。だからよく解散とかメンバー脱退とかの話は聞く。そういう理由があるからだ。まれに自分達がやりたい音楽で売れるミュージシャンもいるがかなり異例だと思う。

以前からコアなファンがつくようなミュージシャンが好きだった。テレビにあまり出ないけど知っている人には知っている、なんとなく名前を聞いたことがあるぐらいのミュージシャン。彼らにはかなり魅力を感じた。音楽一筋、やりたいことを貫く精神。そんなミュージシャンはテレビ出演などは嫌がりライブ中心の活動をする人たちばかり。かっこいい。

僕はそんなブログをずっとやっているなって気づいた。自分が書きたいように書き勝手な自己満。それでもコアなファンがつけばまだマシだがほとんどいない。ただの勘違いアマチュアミュージシャンみたいなものだ。本来なら自分が好きなように書いて生活できるような収益を上げられるのが理想だけれど、現実は厳しいとこの7年間ブログをやってきて実感している。

マネタイズを目指すなら自分の好きなことをこのまま書いていってもいつまでも無理。稼ぎたいなら誰にでも需要のあることを念頭に置いて自分が好きでもないことを書いていくしかない。そこができなければいつまでも趣味の域。好きを貫くのと稼ぐこととのジレンマが生じるが腹を括るしかない。

まさにブロガーはミュージシャンだ。

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