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点はいつか線になる…

1つ1つの点が、繋がって線になる
小6不登校息子をそばでみていると、本当にそれを痛感する。

時々「遊ぼうぜ」と声をかけてくれる友達。
修学旅行もこの子と一緒の班なら行く!!と言っていた友達。
習い事など忙しい合間をぬって、誘ってくれる。
どうやら、そのお友達に「また相談室に来いよ」と言われた が 
1つの点。

そして、もう1つの点。
私が想いの同じママたちと行っている学校の緑化ボランティア。
昨年末、学校の畑で育った”フジバカマ”で香り袋を作る作業。


私は、行けなかったけど、お仲間が息子の参加を快く受け入れてくれ、
一緒に作業♡
すり鉢で無心に擦る作業が心地よかった様子。

そして、もう1つ。
兄弟姉妹みんな幼馴染。
ある時から恒例となったアイススケート。
今年も行ってきました。


年齢が上がるにつれ、はじめは何とも言えない距離間のある人たちが、
最後にはこれまで通りの笑顔に。
お互いの頑張りも、好きも嫌いもまあまあわかっている人たち。
だから心地よい関係。

もちろん他の人とのつながり、経験もたくさんたくさんありつつ、点が線になり先日。

「相談室使えるのかな~ 行ってみようかなぁ」とぽそり。

自分からのこの一歩。

1年前は、この一歩から大人の連携がうまく行かず、尻つぼみになった苦い経験が。 
本当にもったいないことをしたなと。

「今日、人手が少ないこともあるし、手伝ってもらえると助かるなぁ」
ボランティアママは、わが家の状況をよく知ってる。
「Hくん 来てくれたん?? 助かるわ~」とほどよい距離での関わり。
目くばせで、ハイタッチしたのがわかる。

香り袋にした”フジバカマ”はどこにあるのかな?
そんな咲いてるお花、切っていいん??
生け方のバランス こんな感じでいいかな??
このお正月飾り、すげーなー。手書き??


保健室前の活動だから、保健係が健康チェックカードを次々もってくる。
自然と「おはようございます」と声かけしてる。
変な感じ。

はじめは生けるだけって言ってたけど、
結局、このお花たちはどこに飾られるのかが気になり、
一緒に学校中のお手洗いを練り歩くことに。



1年前…
こんなことだけでもいいから、できないかな~と思っていたことが、
叶った瞬間。

もちろん、「あれ??Hくん??」と声をかける子どもたち。

1番喜んでたのは、2年生の妹かな。
6年生の担任の先生も修学旅行依頼の突然の登校に驚きを隠せない表情。
妹の担任の先生も、3年生の時担任だった大好きな先生も
「おーーーーーーHくん。また大きなったなぁ」と声をかけてくれて。


2年生の妹のクラス見学。漢字の授業。
ただ書き順や読み方を覚えるだけでなく、対話がたくさんある授業。
「漢字2文字で1時間とかなんでって思ってたけど、こういうことやねんなぁ」
丸付けの役割も与えてもらい…。


丸付けしながら、ひそかに数名に「うまいなぁ~」と感想を伝えていたらしい。
生徒さんが「お兄ちゃんにうまいなって言ってもらった♪」と鼻高々に先生に話していたそう。
なかなか粋なことをするヤツ(笑)


先生方は、登校に前向きになった息子の気持ちにこたえたいと相談室の利用を許可。
そして、できる限りフリーの先生をつけられるように組んでみますと。
私はパズルの穴埋め要因でいられるようにするつもり。

小学校生活もあとわずか。
地域の学校だけでなく、自分にあったスクールと併用して自己肯定感を育んでいきたいなと。

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現在、日本の小中学校の不登校生徒は約20万人。
高校生、大学生、ひきこもりと言われる人たちを含めたらそれ以上。

子どもが怠惰だから とか 親の関りが悪いから
が理由ではない数字。

人が多種多様なように、不登校の理由は人それぞれ。
だから、アプローチも、ゴールもさまざまなはず。
不登校になれた子はまだいい。
本当は休みたいけど無理して無理して登校し続けている子は、たくさんいます。

私たち親が育みたい子どもはどんな子どもですか??
我慢して 我慢して 自分を見失い 心も身体も壊してしまうゴールを望んでいる親はいないはず。
行きたくない理由が解決したら、主体的に登校したいと思えるならいい。
でもそうでない場合、その選択はあっていますか??

自分が「行きたくない」「休みたい」「やってみたい」と言ったことに真摯に向き合ってくれる親や大人がいることで、自分が認められていることを実感し、自己肯定感が育まれるはず。
自己肯定感がある子は、やる気になればできるはず。

行ったり 行かなかったり
それはお子さんからのSOSの1つのサイン。
休ませてあげてください。
どうか休ませてあげてください。
親子関係が崩れる前に…。





 











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