#10 恩田陸(2016):蜜蜂と遠雷
タイトルからどんな物語が始まるのか想像もできなかったが、読み終えてなるほどと思わせられた。ピアノコンクールがテーマの物語で、本と音楽好きの友人から紹介されて読み始めた。最初はとりあえず読み進めていた感じだったけれど、話が進むにつれてすっかりその世界に惹き込まれてしまった一冊。自分からは手に取らなかっただろうから、紹介してくれてありがとう。
誰もが楽しめる
私は楽譜もまともに読めないのだけど、キリスト教系の高校に通っていた3年間はオルガンに毎日触れていた。入学当初にオルガンの