介護施設というコミュニティ
介護施設は、コミュニティである
今回はそんなことを書いてみたい
コミュニティの細かい定義は
もっと詳しい人がしてるのでここではしません。笑
ここでは、
"何となく共通項のある人達が集まってるとこ"
くらいのゆるーい感覚で使ってみる
んでもって、私は介護施設というコミュニティが
好きになってしまい10年近く通ってる人なわけです
なんでだろうか?
今の私が出せる答えは、
「人と人が交わることで生まれる心が動く瞬間」
それが溢れてる場所だから。
大切なご主人に先立たれてぽっかり開いた心に
懐かしい友人との再会で
昔話に花を咲かせ、「妻」としてではなく
自分だけの好きなことを思い出した瞬間
「自宅で暮らし続けたい」
だけど、自宅に戻ったときに気づく
思い描く自宅ではなかった…そんな寂しい気持ち
それを分かってくれる人がここにいる
新しい戻りたい場所がある、そんな瞬間
最近忘れっぽくなってる自分に気付いてしまい
失われてくる記憶に心が支配されそうになる中
誘われて渋々やってみた美術クラブで
秘めてた創造力を発揮して夢中になってる瞬間
毎日お母さんに会いに通っていたら
そこでいつもいる人達と仲良くなっちゃって
お母さんが旅立ってからもたまに遊びにきて
いつものコーヒーを飲んでる瞬間
そんな日常が生まれる背景は人それぞれ
どんな人と出会うかによって
何が起こるかが変わる
人と人が交わることで
掛け算のように広がってく世界
それが、介護施設というコミュニティ
歳を重ねてきた人達だからこそ
広がる世界は無限大
生まれやすい土台としては、
心理的安全が保たれてたり
ワクワクを生み出してくれる環境があったり
挑戦を支えてくれる人や雰囲気があったりする
そういった前提条件を整えた中で
生まれてくる心動く瞬間がある
期待していた意図の通りに変化してくことも
思いがけないことがきっかけになることもある
介護施設におけるコミュニティづくりって
こんなことを考えて正解かどうかはわからなくても
日々試行錯誤を続けることなのかな
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