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前を向きながらも、後ろを振り返られる自分でありたい。

今の気持ちを忘れちゃいけない気がするから

ここに書き残しておこうと思う。


この2年間、最も長く一緒に時間を
過ごしただろう彼女と久しぶりにゆっくり話した。

何度も何時間もあの階段で話した。
トラブルばかりだったからお互い疲れながらも
最後は、「こうしたいよね」って前を向いてた。

「こんな生活、もうやめなきゃね。」
と、笑いながら日付をまたぐ時間まで話してた。
そんな日々を1年半くらい続けてきた。


2年間のうち、
この半年は前のように話すことはなかった。
それくらい、最初の1年半で話してきた。

最近は事務的な会話をするだけだったけど
お互いの動きは想像出来ていたから
今までだったら上手くいかなかったことが
あっけないくらいに問題なく物事が進んでいた。


まだまだこれからだけど、
順調にあの頃描いてた姿に近づいていた。
ようやくやりたかったことに手をつけられる。
もっともっと変化のスピードを上げていきたい。

そんな風に思えてる自分が嬉しかった。

でもなぜか、
そう思い切れない自分がいた。

ただ一つ、心の中にあったしこり。

彼女の元気がない。
それだけ。

正直、理由がわからなかった。

確実に良い方向に動いているはずなのに、なんで?

矛盾を抱えながら、
今の動きを止めたくなくて
数ヶ月そのままにしてしまっていた。


ようやく、彼女に理由を聞いてみた。

「自分でもわからない」

そう言いながらも表情は暗い。

本当はもっと話すべきことは沢山あったけど、
彼女のことをとことん話した。
半年分を取り返すかように。

そしてわかったことがある。

彼女は、孤独を感じて不安だったのだ。

「何も言われないってことは、
任してくれてるんだろうと思ってたけど
ずっとどこかで、”それでいいよ”って
言って欲しかったんだと思う。」

そう言われてやっと、
私はまた同じ過ちを繰り返していたことに気づいた。

私は、未来志向が強い。

「こうしたい」を思い描くから、
動けるタイプの人間なんだと思う。

そのくせに一人じゃ何も出来ないから、
周りの「誰か」の力に頼ることになる。

そうやって「誰か」と一緒に、
何か形にしていくことに
幸せを感じている自分がいる。

だから、その「誰か」を見失っちゃいけない。
想いを共有して、共に時間を過ごしてきてくれた人が笑顔でいるのか?


上手くいっているときこそ、
やりたいことが出来ているときこそ
私は欲張りになってしまうから、

そしていつの間にか、
「誰か」の大切な想いを
置きざりにしてしまうから、

前を向きながらも後ろを振り返られる

自分でありたい。

未来の自分へ送る言葉。







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