緊急事態宣言やっちゅうのに、乳がんと言われましてん。・002

ひとまず、今日(2021年5月1日)までの時系列をまとめてみようと思います。

2021/2/20:2年に1度の定期乳がん検診の日(通算4回目)
ここで、マンモグラフィーとエコーで、右乳房の乳頭上部付近にがんかどうか不明の影が出る。その時点ではしこり無し。
「ひとまず様子を見ましょう。次は4か月後に来てください。4か月たたなくても、もししこりや痛みを感じたら来てください」

2021/3月下旬近く
横になっている時に、何気なく検診の時に指摘された箇所を触ってみたら異物感があった。大きさとしては豆二つ分、それをやや潰したような感触。
急遽検診したかかりつけ医に連絡し予約を入れる。

2021/3/22
再度の触診・マンモ・エコー。
触診したとき、やはり異物感。エコーで該当箇所を撫でられた時にも異物感。マンモで乳房をべちゃーっと潰された時、今までに感じなかった痛み。
マンモやエコーの画像だけでは、がんとは判別しかねるようだったが、先生曰く「僕はがんやと思う」
肺がんの可能性を排除するために念のためレントゲン。「肺はキレイやね~」
腫瘍マーカーのために採血も。
そして、MRIを受診するためにそのクリニックから歩いて20分ほどの大病院の予約を入れることに。

2021/4/2
MRI検診を行う大病院への紹介状を受け取る。
なお、腫瘍マーカーは陰性だった。

2021/4/15
MRIによる検診を受ける。

2021/4/22
MRIの結果だが、ここでも、がんの可能性はあるがはっきりしたことは不明ということに呆然。というわけで、エコーと生検(コアニードル生検:私は、検査時のバネが跳ねる音から、「パチン」と呼んでいる。今後、オノマトペ的に使う場合でない限り、「パチン」はコアニードル生検のことと思ってかまいません)をお願いすることになり、その場でやってもらった。エコーで他の臓器(特に肝臓)での転移を見たが、その時点ではなし。
「結果は4月中に出るといいけどね」

2021/4/26
帰宅時に携帯が鳴り、生検の結果が出たという留守録が入っていた。

2021/4/27
運命の日。11時30分に予約を取り、クリニックへ。
そこで、浸潤性の乳がんであることを告げられる。
そして、今の詳しい状態を調べるため、前にMRIをやった大病院の乳腺外科での診察の予約をお願いした。ゴールデンウィークもあるので、できれば4月30日にできればいいと思っていたが…その後、また携帯に電話があり、5月1日に紹介状を取りに来てください、診察は5月6日に予約が取れましたとの内容。

2021/5/1
大病院の乳腺外科への紹介状を受け取る。


……ざっと(という割には詳細に書いてしまったかもしれないが)、こんな流れです。
3月中にしこりを見つけた時点から、正式に乳がんと分かるまで1か月を要してしまったのが悔やまれます。現に、その間にもしこりは豆粒2つ分から、うずらの玉子より少し大きいくらいに大きくなっていました。だから、しこりが分かった時点でパチンができていれば、「緊急事態宣言やっちゅうのに」なんてけったいなタイトルをつけることはなかった……じゃなくて、コロナ感染者の増加が高止まりして医療崩壊という状態になるまで引っ張られることはなかったのに、と。
もっとも、過ぎてしまったことをどうこう言ってもしかたないですね。現に、最初の検診で先生が言ったとおりに「4か月後」に行っていたら、もっとしこりは大きくなっていたのですから。それに比べれば、まだよかったのかもしれません。

コロナ禍の中、乳がんになって……一つひとつの命に優しい世界であってほしいと願います。貴重なサポートは、各種がん闘病に関わる団体や保護猫活動に充てさせていただきます。