見出し画像

緊急事態宣言やっちゅうのに、乳がんと言われましてん。025

ふぅ~~。
パクリタキセルの投与に変わってから、今ひとつ気分が乗りません。
こういう日記というか記録を書くことについて、あまり義務感にとらわれるとかえってつらくなるので、鬱っぽい気分が多少落ち着くまでとおもって書くのを先延ばししていました。今回、トプ画に天秤をチョイスしたのは、そうした気持ちの揺れ動きというのを表したかった、というのがあります。
パクリタキセルには、どうも抑うつ作用があるらしいです。
https://www.takanohara-ch.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2018/03/di201802.pdf
↑ の「抗がん剤」のところに、パクリタキセルが記載されているので、実際に抑うつの副作用はあるんでしょう、きっと。
しかしそれ以上に、脚の筋肉のしびれる感覚(と、前のECの時から引きずっている膝のむくみ)で、歩くことがつらくなることが、気持ちを下向かせているのもあるような気がします。
ピリピリするような痺れ感は時に、歩いている途中の自分の筋肉に突き刺さるようで、家の中にいてトイレに行くのさえ億劫というか、そこに行くまでの距離感が長いものに思えてしまい、気持ちが萎えてしまいます。
今回の投与では、ジーラスタは金曜日(6日)に打ったのですが、ジーラスタの翌日がいちばん痺れ感が強くて、仕事は一応してたんですけどほとんどベッドの上で横になっているありさま。この痺れ感は、今も少し残っています。

あと、パクリタキセルになってから投与後に起こった発熱は、どうもジーラスタのせいだと確定しました。最初の入院投与の時はジーラスタを翌日に打って退院して、直後に発熱。今回は、翌日は何も起こらず、そのさらに翌日にジーラスタを打ってから、午後になって熱が上がってきました。
通常よりハイペースの2週間隔だとジーラスタは欠かせないのですが、EC療法の時はなかった発熱が今になって起こることについて、主治医の先生は、これまでの治療による疲労の蓄積もあるだろう(的なこと)をおっしゃっていました。

それと、ワクチンは打たないと言っておりましたが、ちょっとデルタ株がヤバいことになりそうなので、(自分にとっての)安全性に不安はあるのですが、打つことにしました。もし手術から時間が経過して出勤を命じられるようになったら、さすがにマスクとアルコール消毒だけで完全にコロナから逃れられる自信はありませんし、感染予防意識がヌルい人の少なくない職場に出勤させられるのは正直、自分にとって害悪でしかない。その害悪に対し守備力を上げるという意味で、ワクチンは必要かもしれないと思うようになりました。とはいっても、私のところでは今予約をしたとしても早くて8月の末で、最後のパクリタキセル投与の直前。最後のパクリから3週間ちょっとしたら手術というスケジュールなので、接種の副反応によって手術に耐えうる体力が残るかどうか、これは本当に打ってみないと分からないのです。ということで、接種するなら早くて10月ということになってしまいました。ただし手術からの傷と体力の回復もあるので、実際接種できるとしたら、早くて10月の半ばくらいでしょうね……なぜここまで慎重なのかというと、せっかくがんから(仮にですが)生還したというのに、生きるためのワクチンで○ぬなんて○○らしいことになるのは最悪だと思うからです(だから本当は副反応が少ないとされるノババックスのワクチンを待っていたのですが、どうも今年は来なさそう)。おとなしくファイザー打つか……って手のひら返しでアストラゼネカになったらやめる気満々でいますけど苦笑 旦那はモデルナを1回打って、なぜか副反応が打ったところの多少の痛みだけで済みましたけど、手術後の私はどうなるか分かりません。特に女の方が副反応が強いとあっては、モデルナの高熱に耐える自信が本当にありません。ということで、消去法でファイザーですが、時期も時期なのでファイザーがなくなってアストラゼネカということになったら、それは蹴って、翌年に来ればノババックスを打とうかなと思っています。

さて。お酒が弱い人向けのパクリタキセル対策

さんざん書いていますが、私はお酒に弱いです。ビールコップ1杯で突っ伏すこともあります。ちゃんと検査したことはないんですが、アセトアルデヒドの分解がうまくいかないタイプのようで、酔う感覚が気持ちいいと思えないんです。しかし、パクリタキセルはエタノールを溶剤に使用していて、ビール瓶1本分のアルコールが入っているということで、私にとっては多すぎる量です。
にもかかわらず、投与が終わっての帰り道は足もしゃんとしているし、(大げさに言えば)責任能力もあると思います笑 ただ、投与中にトイレに行くことが多くなるのと、やたら汗をかきます。やはり酒に弱いからなんでしょうか? ということで、夏ということもあり、水分補給は必須です。(本当ならこのデルタ株が蔓延している中でマスクを外して水分を摂る行為はしたくないのですが、これに関しては本当に運です。本当なら、投与中に昼食を摂ってもいいと言われているのですが、デルタ株対策でやめて水分補給だけにしました。)初回投与の入院時には麦茶を用意していたのですが、やはり麦茶だけでは塩分が足りなくて、塩味のものがすごく欲しくなりました。ということで、やったのが ↓

普通なら、写真のように500mL(ただし、凍らせると膨張してボトルが破裂する恐れがあるので、一口分減らすこと)のボトルが2本あれば充分だと思いますが、私がやった当日は暑かったので、コンビニで冷凍アクエリアス(500mL)を追加で買いました……なぜ凍らせるかって? それはケモ室に冷蔵庫がないから😓😓😓
大きいボトルを凍らせて持ってきゃいいんじゃないの? と思った方、当然いると思います。これについてはちょっと解説を加えると、抗がん剤治療をしている人間は、免疫力が落ちています。抗がん剤治療をするようになったら、飲み食いする前に口をすすぐように言っているところもあるくらいです。私はジーラスタ接種をしていて白血球数については不足がないので、そんなに頻繁にすすがなくても大丈夫なのですが、大きなボトルを持って行って、口をつけて長時間飲むということになると、雑菌がボトル内に繁殖しかねません。その雑菌が、免疫力が落ちている身体に悪さをする可能性があるのです。それを防ぐため、一気に飲める最大限の量であろう500mLのボトルを複数用意するようにしています。(それと今はコロナが絶賛蔓延中ですしね……少しでも可能性は減らしたいのです)

ちなみに、投与して汗かいた時に飲んだOS-1は、不味くはありませんでした笑

コロナ禍の中、乳がんになって……一つひとつの命に優しい世界であってほしいと願います。貴重なサポートは、各種がん闘病に関わる団体や保護猫活動に充てさせていただきます。