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緊急事態宣言やっちゅうのに、乳がんと言われましてん。024

抗がん剤治療が後半戦に入って、DD-ECからDD-パクリタキセルに移行しました。打つペースは2週に1回。先週、その第1回目のために入院し、ジーラスタを打って退院してきたのですが……

副作用がECの時よりきつくて、しばらく書く気持ちにもなれず……投与翌日の微熱・倦怠感・軽めの抑うつ・脚のしびれるような感覚・そして蕁麻疹……
しかもパクリタキセルの場合、発熱と蕁麻疹は、ひょっとすると重篤な副作用の線あり?だったので、昨日主治医の先生に診察を受けるまで、気が気じゃありませんでした。
結局、いずれも普通の副作用ということで事なきを得ましたが……熱は下がり、蕁麻疹はかゆみ止めを処方してもらい、脚のしびれ感覚も今は軽くなっています。ただ、パクリタキセル投与後は、EC療法では定番の飲む吐き気止めデカドロンもないのに食欲不振は相変わらずだし、EC療法の時に出現した脚のむくみ症状は今も残っています。投与2日後くらいからおとといくらいまで、脚のむくみとしびれで歩くのもちょっとしんどかったです。
また、投与するたびに翌日微熱が出るのでは、ジーラスタ接種のために病院を訪れるたびに微熱のせいで病院の入口で止められてしまって困るので、熱冷ましのアセトアミノフェン錠剤をもらえたのは助かりました。生活の質も治療にも差支えのないように、安心・安全を提供する医療が整ってくれているのは本当にありがたいけれど、兵庫県にもまたコロナの影が忍び寄り、兵庫県は再度「まん坊」の発出を要請する見込みだとか。一部のツイッターでの識者の方は、デルタ株が主流になったらロックダウンレベルの強い措置をするべき、と言っている人もいて(実際、病院の待合室で長いこと待ち続けるのは、ワクチンを打てていない私には本当に怖いです。もっとも、今は体のことを考えると打てないのですが)、もしそうなったら治療はちゃんとできるのか、心配です。仮にロックダウン級のことをしても、診察等で必要な外出は認められるでしょうし、結局大病院での待合はそれなりに混雑したままでしょうから。
必要な医療を受けられるのが、決して当たり前じゃないことをコロナが突き付けています。コロナ禍の中でがんを患い、ひしひしと実感します。

順番は前後するのですが、入院時に受けたパクリタキセルについて、簡潔に書きます。
私自身がアルコールに弱いということもあり、アルコールを溶剤に用いているパクリタキセルの投与には本当に不安がありました。
が、終わってみたら、投与直後の体調については杞憂でした。途中で寝てしまい寝汗をかいたからかひどく水分が欲しくはなりましたが、酔うとか倒れるということはなく、意識も普通にありました。
パクリタキセルを投与するようになったら、アルコールに弱い私のため、旦那さんに迎えに来てもらおうかと考えていましたが、1回目ではおそらく大丈夫そうな感じでした。が、抗がん剤の副作用は回を重ねるごとに、少しづつ蓄積されるように悪くなっていくこともあるので、油断はできませんが。今度の投与の時には、凍らせたOS-1でも持っていこうかな。とにかく終了後は水分が欲しくなりました。途中で寝てしまったのですが、寝汗をかいたのが自分でもわかったので、普通の水よりもOS-1とかの方がいいかもしれない、と思いました。飲んだ時おいしいと感じるかどうかは分かりませんが。
あと、投与に際し、きつい手術用手袋を2枚ずつと、着圧ソックスまたは足首用サポーターをつけて、手足へのパクリタキセルの流れをせき止める必要があります副作用として末梢神経のしびれがあるので、日常生活で何かと使う手と歩くための足はそのしびれから守らなければならないためです。しかし、手が小さめだけど指は太い私には、この手袋がとてもきつくて、途中一度重ねた手袋を1枚外してもらうくらいには手がきつくなりました。特に指の付け根辺りが一番きつくて、本当に苦しかったです。しかし、1枚手袋を外すと手にパクリタキセルが侵入し、ピリピリとしびれる感覚が……すぐに手袋をはめ直し、その後は最後まで耐えましたが……まあそのおかげで手のしびれは出現せず今に至りますが、パクリタキセルは投与中が本当につらいことがあります。
それと、アルコールが入っているせいか、4時間の投与時間中、2回トイレに行くハメになりました。前のECの時は2時間で一度も行かなかったのに……アルコール恐るべし。


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後でしょっぱいものが欲しくなって、病院の売店で買ったポテチ。
最近の湖池屋は本当にレベルが高いですね……カル○ー派だったけれど、寝返ってしまうかもしれません。

コロナ禍の中、乳がんになって……一つひとつの命に優しい世界であってほしいと願います。貴重なサポートは、各種がん闘病に関わる団体や保護猫活動に充てさせていただきます。