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緊急事態宣言やっちゅうのに、乳がんと言われましてん。022

どうも、記事を書くのは久しぶりです。抗がん剤投与のために通院すると、この蒸し暑い中通うこともあってか、本当に眠くなります。眠い眠いと言いつつ、時間が空いていれば在宅勤務もしますが(ぶっちゃけお金のため)、でも仕事を終えてご飯を食べると、本当にすぐ眠くなります。

先日の通院は7日、七夕。雨がひどかったせいか、患者さんがいつもより少ない気がしました。兵庫県内のコロナ患者数がリバウンド傾向なので、空いているのはちょっとありがたい。特に、免疫力が落ちている身体だしね……ただ、こんな中でもマウスシールドで通院している人がいるのには閉口してしまいます。不織布アレルギーとかしかたない事情があれば黙認しますが、病院なんだし、まだワクチン接種も進んでいないんだから、マスクはきちんとしてほしいなと思います。ただでさえ、ワクチン接種の予約を入れた人たちもキャンセルさせられたりしているような状況なのに。

で、抗がん剤投与で通うのは3回目なので、多少勝手も分かってきて、投与前の採血が済んだら少なくとも1時間は暇になるので、その間にできそうな用事はこそっと済ませておきます。例えば、銀行での通帳記入とか笑 もちろん、「ごとうび」は避けて。

医者にとってPCR検査は面倒なのか?

雨のおかげで、前回よりは遅く着いたにも関わらず、主治医の先生の診察は早目にできました。
そこで言われたのは、次からはパクリタキセルの投与に変更されるので、初回投与で身体状態を見るために入院すること。これは、5月下旬に初回のEC療法の時にも行われたので理屈としては分かるのですか、正直、「また入院すんのか」と思いましたよね……他の病院でどのように初回投与が行われているのかは詳しくは分かりませんが、そこまで慎重を期してくれるのは患者の立場としてはありがたいことなんでしょうかね。
そのことについて、先生が「あなたラッキーですよ。7月のうちに入院できるんですから」と言ったんです。どういうことですか?と問い返すと、「いやねえ、8月から入院する人みんなPCR検査するんですよ」だと。5月下旬に入院した時、兵庫県は緊急事態宣言が出ていたにもかかわらず、その病院は入院時にPCR検査どころか抗原検査も行っていなかったので、正直なところ不安はありました。実際入院して、初日に院内施設を案内された時、一緒に行った他の患者さんはウレタンマスクだったりしたし……院内クラスターが発生しないか、それ以前に医療に携わる者として、新型コロナから患者を守るということを考えたりしないのか?と非常に疑問に思っていました。なので、「検査するの、いいじゃないですか?」と先生に言ったら、驚きの一言。

「めんどくさいんですよねー」

……………………え??????????
患者や勤務する医療者の安全よりも前に、「めんどくさい」なの?
先生は言いました。「いやね、患者さんでも足の遠い人とかいるでしょ?そういう人なんかもやらなきゃいけないですからね。手間かかりますよ」
いや、手続き的には確かにめんどくさいかもしれないけれど……安心して治療を受けられる環境の方がいいから私は進んで協力しますけど?
この先生、以前も書いたけどあっけらかんとした物言い過ぎて逆に「そんなことぶっちゃけていいの?」って思っちゃうんですよね。

ただ、先生の言い方からして「めんどくさい」ことを多く引き受けるのはどうも病院の方ではないような感じがします。入院する時間帯というのは決まっており、その時間に患者さんが一斉にPCR検査をするというわけではなさそうです。ちょっと調べてみたら、他の病院ですが、このような事例を見つけました ↓ ↓

http://www.nakatsu.saiseikai.or.jp/blog/cat_important/7309/

予定入院の患者さんに関しては、唾液を用いたPCR検査を行いますので、あらかじめ入院日の前に、当該患者さんの唾液を入れた検査用容器を当院まで持参していただく必要があります(郵送はできません)。
(中略)
あらかじめ唾液検体を持参していただくことが困難な方は、入院後の検査となりますが、当日に検査できる数は限られており、可能な限り前もって持参していただくようお願いします。

あーなるほどね……
っていうか、入院の前に病院に出向かせるというんでしょうか??そりゃ、遠くから来る人は大変だし、最悪な場合、そうやって通う間に感染し、入院後にスプレッダーになっている可能性だってなくはありません。私のところの病院がどのようにPCR検査を行うかは、今回対象から外れたので分かりませんが、先生の物言いから推察するに、同じような形なのでしょう。確かにPCR検査は感度の低い抗原検査とは違って時間は多少かかりますし(ただし抗原検査より圧倒的に間違いはない)。
とりあえずは、KF94マスクとゴーグルを用意して、あとは入院時、換気に不自由しない窓側のベッドを取れることを祈っています(窓閉めちゃう人、いますからねえ……)

次回・パクリタキセル投与に備えて

ケモ室に移り、最後のエピルビシン&エンドキサン投与。所要時間は2時間。思えば、このEC療法はまだ全然楽な方な気がします。2時間だったら、トイレはあらかじめ行っておけば投与中に行くこともないので、割とのんびり暇つぶしに「集中」できます。
次回から、パクリタキセルに移行します。
話を聞いていると、パクリタキセルの投与は、これまでのEC療法に比べるとかなりしんどい部類になりそうです。

 ● 溶剤がアルコール → お酒がほとんど飲めない私が耐えられるか?
 ● 副作用に末梢神経のしびれがあり、その影響が長く続いてしまうことが
  ある。それを防ぐために手はきついゴム手袋、脚は着圧ソックスを着用
  しなければならない。
 ● 投与時間、4時間!!! つまり4時間ずっと手足をきつく締め付けなけ
  ればならない
……トイレに行きたくなったらどうすればいいんだろう?

着圧ソックスかあ……私嫌いなんだよな、スキニーのジーンズすらも全く穿かなかったくらいにはフィット感のある衣服を嫌ってきたので、着圧ソックスも当然持っていません。締め付けることでむくみが良くなるとか、私には信じられなくて。
ケモ室のナースさんに、着圧ソックスが苦手で持っていないことを話したら、100均でも買える足首のサポーターをお勧めされました(ヘッダーの画像がそれです)。「こういうのでもいいですよ」って感じで。確かに、私みたいなタイプにはこういったサポーターの方が手軽でいいかもしれないです。足がむくみやすくなっていることもあり、万一投与中に血行障害で外さなければならないときは、ソックスよりはサポーターの方がやりやすいでしょうから。

パクリタキセルが、どうやら正念場になりそうです。
パクリタキセル投与して、生きて帰れるのかなってくらいには気がかりですが、がんに負けるわけにはいかないからね。とにかくこっちを治すことに集中することに決めたので。

がんばるぞ。

コロナ禍の中、乳がんになって……一つひとつの命に優しい世界であってほしいと願います。貴重なサポートは、各種がん闘病に関わる団体や保護猫活動に充てさせていただきます。