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古より発掘した双子魔道士の原始の姿

双子魔道士シリーズの第1作目は「双子魔道士のおつかい」なんですが、
実はそれより前にこの双子でゲームを作ろうとした痕跡とか当時のプロットみたいなのが残ってたので、今回はそれについて語りたいと思います。


どんなストーリーだった?

簡単ですが、こんな感じだったようです。

双子は「妖魔」と呼ばれる魔物みたいな奴らを狩る
「妖魔ハンター」というもの。
(当然、普段はその力を隠している。)
たまたま、訪れた町に「妖魔」が襲撃してきたため、
彼らは奴らの根城を叩き、町を救うことにする。

妖魔(魔物)を狩るというのはよくある話ですね。


専門用語解説

「妖魔」
異界よりやってきた魔物のような存在。
(そもそもこの世界には魔物という存在がいない。)
容姿は悪魔だったり幽霊だったりゾンビだったり
まあそんな感じの奴ら。
一般的な戦士の攻撃が通用しないため、
倒すには退魔の力が必要となる。

「退魔の力」
妖魔を倒す唯一の手段。
生まれつき持つ者と、退魔の力を持つ者が力を分け与えることによって
宿す者とがいる。
神聖な力ではあるものの、解明されてないことが多いため、
一般人からは恐れられることもある。
故にこの力を持っている者はあまり知られていない。

「妖魔ハンター」
文字通り妖魔を狩る者。

この設定考えてたの2014年の10月頃なんですけど、
当時はまだFF14なんて遊んでなかったので妖魔というのは、
DFFにおける暗闇の雲の異名でしか聞いたことなかったです。
異界からというのはFF14と一致してますが。

そして、この退魔の力というのが双子の持つ特殊能力で
これがないと倒せないと位置づけておりました。


当時のキャラ設定

【アレン(11歳・男)】
生まれつき退魔の力を持つ双子の兄。
6年前に両親を妖魔に殺されたことから
奴らを強く憎んでいる。
性格は生意気。あまり素直に感情を出すことができない。
妹レナのことは喧嘩もするが、大事に思っている。
幼くして両親と死に別れたため、愛情に飢えているところもある。
使用武器はハルマキ作品にしては珍しい「槍」

【レナ(11歳・女)】
生まれつき退魔の力を持つ双子の妹。
6年前に両親を妖魔に殺されたことから
兄ほどではないが奴らを憎んでいる。
性格はしっかり者で世話焼き。ぶっきらぼうな対応が多い
兄をたしなめることが多い。
兄アレンのことは喧嘩もするが、とても頼りにしている。
幼くして両親と死に別れたため、愛情に飢えているところもある。
使用武器は「杖」

当時は三日月アルペジオの前身、そらまにぶろぐで公開されていたグラフィックを使っているため、今とテイストは違いますが、
その頃からいづるさんのことは知ってました。
まあ、この時は素材の名前だったリュミエル、エクリエルではなく、
アレンとレナという名前だったようです。

ちなみに両者の名前がアナグラムで成立するようにしています。
(Alen Lena)

リュミエルが生意気だったのはこの時からで、感情に乏しいのは、
表情差分が少なかったんですよね。
三日月アルペジオのリュミエルは表情豊かになったので良かった…

エクリエルは兄をたしなめる以外、ほとんど今と違いますね。
ぶっきらぼうな対応とか、兄妹仲はあまりよろしくなかったのかな?
これも当時の表情差分、特に目を開けてる差分がなかったので、
改変して目を開けてる差分を頑張って作るくらいだったので、
相当表情不足に悩んでたんだと思います。


その他のキャラ設定

彼らの中に謎のお姉さんが混ざってるので、ついでにその他キャラも紹介。

【ミュウ(18歳・女)】
双子が立ち寄った町の娘。
弟を妖魔に誘拐され、彼を助けに行くため
双子についていく。その際、退魔の力を分け与えられる。
性格は明るく元気で、面倒見が良い。加えて包容力もある。
密かに体術の修行をしていたため、戦闘力は十分にある。
使用武器は「グローブ」

【ディック(10歳・男)】
妖魔に誘拐されたミュウの弟。

【セレナルド(?歳・男)】
この物語のオープニングとエンディングで登場する語り部の吟遊詩人。

このミュウとディックはスターシステムで、夢幻台さんのクロスオーバー作品「ツクール×スクール」に出してたキャラを、設定をいじって登場させたものです。
誰か一人、前衛のキャラが欲しかったので入れた記憶があります。

セレナルドは、双子魔道士シリーズで度々出てきた吟遊詩人と同一人物です。

ちなみにメモには、
「包容力は…たぶん胸かと。
 愛情に飢えてる双子をこの胸でなんとかするんだと思います。
(特にアレン相手だと面白い反応が見られる可能性があり。)」
と書いてました。


と、ここまで設定作っておいてなぜ作られなかったかというと、
当時別途リュオンが主人公のコラボ長編RPG企画をやっていたのと、
話をこれ以上膨らませられなかったからです。
そのリュオンの長編RPGも頓挫してしまったわけですが、
それはまた別のお話…

今では双子魔道士シリーズのキャラとして、ちゃんと登場してるので
結果オーライです。

さて、次は何について語りましょうか。

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