2020年6月振り返り
ソーソロフ8デビュー
前回の記事で宣言しました通り、公式戦でソーソロフ8ルール(四珠交代打ち)を初めて打ちました。準備をして改めて分かりましたが、カバーすべき序盤の広さが突然拡大した印象です。
今回は公式戦参加としては初回なので、できるだけ即死しない、即死したとしてもその回数は減らしたい、という目標でした。結果、即死はしませんでした(!!!)。この結果には運はあったと思いますが、ひとまず土俵に立つことができたという感触と自信を持つことができ、よかったです。
次は地力を鍛える方にシフトするのかなと思います。というのも、最近課題として浮上してきたのですが、時間をかけて考えはするのですが方針をどう決めていいのかわからず、結局悪い手を選択するように思うからです。しばらく放置しているとここがネックになりそうですので、何とかしていきたいです。
これからソーソロフ8ルールを始める方へ
級位者に適用される珠形交代打ちルールと有段者に適用されるソーソロフ8ルールの間には大きな溝があります。国際大会との整合性や、ルールを細分化しすぎる際のデメリットを考えると現行ルールが妥当だと思います。しかし個人として率直に言えば準備が大変でした。
今回の準備を通して、短期間・独力で有段者相手に即死しないためのソーソロフ8の序盤作戦を準備するのはかなり大変だと感じました。というのも、情報を集めづらいからです。例えば級位者の珠形交代レベルの知識の状態からソーソロフへ移行することを補助できる日本語文献は現状見当たらないと思います。
したがって準備にあたっては高段者の方など、強い方に準備を手伝ってもらうことが一番の近道だと思います。例えば、作戦の考え方、ツール、文献、よくある進行とポイントなど、有用な情報を手に入れる可能性が、独力での準備よりずっと高くなると思います。
今月の棋譜
開局まわりは省略しますが、私が黒です。
白20で完敗のところが一時混戦になりましたが、結局黒41で失着を打ってしまいました。相手の緩い手を見逃さずに咎めることができたので良かったです。
説明を加えますと、白24が黒のI4の三三禁を狙った手でした。しかしその唯一の逃れ手が外止めの黒25で、これにより三三禁を狙う手順を打った際、最後の白の三引きのタイミングで黒の四追い筋が発生してます。このためI4点三三禁の狙いが破綻しています。白26,28もG4点三三禁を狙った手ですが同様に外止めの黒29で逃れることができます。
本当はこのあたりに不正確な読みがあったのですが、なんとか正解を引くことができました。
冒頭の写真は大会の会場近くの空です
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