自分が思う「人の得」と他人にとっての実際の「人の得」は違う

芸人って言っても
職業である事に変わりはないから
商品同様自分のネタの中に「人の得」になってる部分がないと職業として成立しない
だって買い手に得ないもん

だから売れてる人、人気な人はその人のネタの中に「人の得」になってる部分があるから売れる(例えば共感を強く踏んでるとか)

商品が売れる理由と芸人が売れる理由は一緒

だから私はネタを考える時は
人が笑う理由になってるかの論理面ももちろん考えるけど「自分のネタの中にどれだけ人の得、共感があるか」は絶対に考える

ただその考えまでは良いと思うけど
その「お客さんにとっての得」を考える時
「私のフィルターを通しての人の得」だから厄介だ

例えば「私は宇宙が大好きで宇宙の知識がめちゃくちゃあるからこの知識を人に与えたら人の得になってる!」って思ってもあくまで「私発信の親切」である事に変わりないから、確かに宇宙の知識あっても別に無駄じゃないしそれなりに勉強に実際なってるのはなってるからそれなりに得とも言えるけどお客さんが望んでないのなら「人の得」を考えられてないことになる

もちろん自分発信の得が本当に相手の得になってて当てられてることもあるけど、
人の得を考える時は

「自分発信の親切」と言う
主観で人の得を考えるのでなく

「それで相手から感謝された」とか
「相手が明らかに喜んでる」とか
「相手が喜んでお金を払ってくる」とか

「人が得した時のリアクションを相手がしてるかどうか」
つまり
「相手が得がどうかの判断をする」
「得かどうかはこっちが決める事じゃなくて相手が決める事」

で「人の得」になってるかどうかは判断できると思う


だからその考えで自分の芸を見直した時
私も私なりに人の得を考えて狙ったネタ作ってきたつもりやけど
まあこの7年間結果がゼロって事でもなかったけど、それでも全然売れてなくてこのザマと言う事は

●まだまだ人の得になれてない所があって
●こっちがいくら人の得人の得だと思ってても
まぁ100%相手の得になってない事もないやろけど本当の得を決めるのは最終的には相手だから
本当の得にはなってなくて
●ここまで売れてないと言うことは「自分発信の人の得」の計算が間違ってる、当てられてない、と言う事だから、逆に自分の方が実は間違ってた、自分が変わらないといけない時なのかも実は

と言う現実からの示唆なんかな、と
最近は思ってる

でもここまでの考え方になったのも
「本当に人の得当てたいんだな」と言う自分の本音の表れなのかな、とも思う

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