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「他人は変えられない」のは本当なのか

娘が1歳を過ぎて保育園に通いだした頃、
夫は私と娘が出発する7時50分に起きてくるのが普通だった。

出発するときに起きてくるって、、、(怒)


何なら起きてこない日だってあった気がする。

あの頃は夫と「協力」なんて皆無で、子どものことも家のことも全部私がやっていた。(と、私は思ってた)
「なんで私だけ」っていつも思ってて、離婚してやろうと本気で思ってた。



まぁそれは、夫だけが悪かった訳じゃない。あの頃は「夫が全部悪い」って思っていたけれど、今だから分かるのは「お互いさまだった」ってこと。



だけど、今はどうだろう。
夫はものすごく変わった。



起床時間は6時半になって子どもたちの朝の支度も一緒にしてくれるし、子どもと遊ぶのは私より上手。(私は子どもと遊ぶのが苦手だしそんなに好きじゃないので、夫が居てくれると気持ち的にもすごーく助かっている)
保育園の送り迎え、子どもの小児科、お風呂も掃除洗濯料理もゴミ捨ても全部やってくれるor一緒にしてくれる。

夫ができないことが、、、ない。
(すごく助かってる、、!)



そりゃ、洗濯を頼んだら袖がぐちゃぐちゃのまま干されているとか、洗い物を頼めばお茶碗に汚れが残っているとかはある(笑)
息子がウンチをしても気づくのはいつも私が先だし、料理だって夫が作れるのはカレー、オムライス、焼きそばが主で栄養面とかはちっとも。

そういう「質的」な面で言ったら、夫のレベルはまだまだかもしれない。だけど、私が本当に求めていたのって「質」じゃない。

大変なときに助けてくれる
困ってるときに寄り添ってくれる
忙しいときに一緒にやってくれる

って言う、夫の気持ちと私の気持ちが通じて一緒に心地よく過ごせることだから。

そういう時間が増えて、

あの、朝起きてこなかった夫はどこにいったんだろう。夫は、私が居なくても子どもたちと暮らしていけるほどたくましく、とても頼れる存在になってしまった。




だから今年は、丸一日子どもを預けて日帰り京都もできたし、最近では月に1,2回夫に子どもを託して羽を伸ばしている。
「残業したいから子どもよろしく!!」なんて、子どもをお願いして働くことに全力を注いでいる日だって多い。毎週日曜日の午前中、オンラインスクールに通っている時間も夫のおかげ。


夫のおかげで、ママだけどできることが増えた。
私の世界がぐーーんと広がった。



こうなるために、私は何かしたのか、、、
何もしていない訳じゃないけど、
いや、思い返したらたくさんありすぎるんだけど(笑)、

 
夫を変えようとしたわけじゃないのだけは確か。


他人は変えられない
変えられるのは自分だけ

ってよく言うけれど、これは本当にそうだと思っていて。


だって、「変わって欲しい」って思われるのってもし自分だったら自分を否定されているようでいい気持ちがしないし、
変わる変わらないって結局
その人自身が決めるものだと思うから。

だから、
夫に変わって欲しい気持ちは確かにあったけど、
変わってくれなきゃ困る とか
夫が変わるべき な気持ちはなくした。


その代わり
「どうしたら○○、してくれるかなぁ」って
思い続けてた。

どう伝えたら、、と思って
伝え方を変えた

どんな環境だったら、、と思って
どこに何があるのか整理したし
分かりやすくした

どんな私でいたら夫は「力になりたい」って
気持ちになるんだろう、、と思って
自分の機嫌は自分でとるようになった


変えるのは夫じゃなくて、
いつだって私だった。
私が変わっていくことが、不思議と自分自身の
自信にも繋がった。、



そうやって少しずつ、私と環境と伝え方を変えていったら、夫がしてくれることがだんだんと増えていった。

いまでは丸1日夫に全てを託しても、朝の洗濯から夜の子どもたちの寝かしつけまで全部できるほど。(拍手~👏)


書いたらきりがないほど、
小さなことから大きなことまで
私は自分を変えていった。
(「してほしいこと」はまず「私からする」を繰り返したら、夫からしてくれるようになったこととか、小技はいっぱいある!)
  

私が変わったら、
夫もいつのまにか変わっていた。
ただ、夫に負けないくらい
結局私が変わった。




「離婚してやろう」だなんて思っていた状況からこういう関係になれた今、素直にすごく嬉しい。でも、これで終わりじゃなくって、もっともっと家族で良い景色を見られるようになりたい。


だからこそ、今まで以上に夫に対しての感謝を忘れないでいようと思っている。
そして、私も今まで以上に家のなかをキレイにしておきたいと思っている。(夫が喜ぶから 笑)夫が私に時間を作ってくれる分、私も同じように夫に時間をつくってあげられる努力もしていく。

これで終わりじゃなくて、ここからがまたスタート。
2024年もどんな1年にしていけるかな。






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