「お酒は薬物」って、どういうこと?
1年半断酒して、その後再飲酒を経て、もう一度断酒しよう!!と決めたとき、
「もう2度と飲まないためには、お酒をどのようにとらえたら飲まずにいられるのか」を
必死に探りました。
私はそれまでお酒はいいものだと思っていたので、
「お酒は恐ろしいものだ」と心の底から思えたらやめられるんじゃないかと思い至りました。
ほどなく「禁酒セラピー」が手元に届き、読み進めるうちに、お酒に対して抱いていた幻想を壊すことができ、これで9割くらいよかったのですが、私はもうひと声!!決定打が欲しいなーと思ってました。
そこで出会ったのが、
「そろそろ、お酒やめようかなと思ったときに読む本」垣渕洋一
でした。
アルコール依存症の専門医である著書は、本の中で、「アルコールは薬物です。」と教えてくれています。
薬物って?
あの薬物のこと?
正直、ピンとこなかったのです。
そこで、薬物とは?と、ネットで調べてみると、「摂取すると、生理や心理に変化を及ぼす物質」とあります。
つまり、私はこのことを、良い悪いにかかわらず服用すると体や心がなんらか変化するものが薬物(薬品、薬)であり、その中で悪い症状を良くするのが医薬品なんだ、と理解しました。そして、お酒は医薬品以外の薬物に該当するんだ、と整理することができました。
お酒は薬品ではあるけれど、医薬品ではありません。体調が悪くなって病院にいって、お酒が処方されることはないですよね。
私は今まで、せっかく健康に動いてくれている心と体に、そうではない変化をわざわざ起こさせる薬品をさんざん服用していたんだ、ということがわかったのです。
心と体が変化するのは分かりきっていたけど、それまでお酒は特別枠でした。まさかお酒があの違法薬物と同じカテゴリーに存在するなんて思いもしませんでした。
そして、違法のものよりも安全だから合法になっているわけではないことも、この本で学ぶことができました。
お酒、つまりアルコールという薬品を、希釈したり添加物を加えて味変したりしたものを飲んでたにすぎないんだな、ということもわかりました。
ここまでくれば、CMなどで、美男美女がいかにも美味しそうに飲酒するシーンを見ても、
フーン😒
お酒をそれっぽく語られても、
フーン😒
お酒に高級品があることにも、
フーン😒
としか思わなくなりました。
猫に小判、はるこにドンペリ。
意味がちょっと違うけど(笑)、
目の前に小判を差し出された猫のように、
無表情でスルーするようになりました(^^)
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